3月1日(火)から3月31日(木)の全23回にわたって朝の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)で放送中の朝ドラマ「サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days」。“金曜日の主役”を務める真木よう子が、役柄や作品の見どころ、朝のルーティーンなどを語った。
同作は、隕石衝突による地球最後の31日間を、月曜から金曜まで曜日ごとに視点を入れ替え、5人の主役がリレー形式で紡ぐ物語。真木が演じるのは、“金曜日の主役”で喫茶店店主の金島陽子(かねしま・ようこ)。とにかく昔から“タイミングが悪い人生”であることを自覚している人物。1年前に夢であった喫茶店を開いたが、開店日に政府から隕石の衝突発表が行われ、それ以来ほとんど客が来ないという状態に。さらに、結婚を考えていた彼と別れ話をした翌日に妊娠が発覚し、一人子供を産む決意を固めるという役柄だ。
「似ていないからこそ演じがいがある」
――出演が決まった際のお気持ちを教えてください。
ドラマというと、毎週1時間で1話というイメージを持ちがちですが、この作品は毎日月曜日から金曜日まで見られるということで新鮮に感じました。しかも、主演が曜日ごとに変わっていって、ストーリーがどんどんつながっていくというのは面白いですし、そんな作品に参加できるのがすごく楽しみです(※取材はクランクイン前)。
――真木さん演じる陽子はどんなキャラクターですか?また、どのように演じようと思っていますか?
陽子は本当にタイミングが悪いし、「どうせ私なんか…」という感じのキャラクターで、ネガティブな人間だと感じました。でも、朝に放送されてこの作品を見てから出社したり学校に行ったりする人がいる中で、そういう顔ばかりを見せるわけにはいかないじゃないですか(笑)。だから、心の中ではそのように思っているけど、普段は人当たりがよく、さわやかな朝の雰囲気を出していくことが今回の課題ですね。
――その演じ分けは難しそうに感じるのですが、いかがですか?
そうですね。(放送時間が)夜だったら、陽子のネガティブな感じを前面に出していけるのですが、なんせ朝ですからね(笑)。見た人がちょっとでも笑顔になってくれたら、それが一番うれしいので、頑張ります。