俳優の中川大志が4月6日、都内で行われた「ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ」(8月19日公開)の日本語吹替版制作発表会見に、山寺宏一、広橋涼、中村正人(DREAMS COME TRUE)と共に出席した。
本作は、全世界でシリーズ累計約13.8億本を記録した日本発の人気キャラクターであるソニックがハリウッド実写映画化、全米でゲーム原作映画史上最高の興行収入記録を打ち立てるなど反響を呼んだ「ソニック・ザ・ムービー」の続編。史上最強の破壊力を持つ“マスターエメラルド”をめぐって、ドクター・ロボトニックやナックルズと戦う様が描かれる。
すでに日本語吹き替えの収録を終えたという中川は、約2年ぶりにソニックを演じた感想を求められると「収録が終わって放心状態というか、ふらふらになる収録でした」と回顧し、「今回はますます冒険のスケールもアップしていますし、敵もパワーアップしているので、アクションがかなり格好良く、そして熱いシーンになっているので、そこは僕もだいぶエネルギーを使いながらやりました」とコメント。
注目ポイントを聞かれると「今回はテイルズという新しい仲間も増えたんですけど、このソニックとテイルズの絡みがすごくかわいくて、キュンキュンしながら演じていましたね」と声を弾ませ、「ナックルズもそうですし、いろんなキャラクターがたくさん加わって、すごくにぎやかな冒険になっているなと感じています」とアピールした。
また、自身の成長も実感したそうで「前回は常にソニックにならなきゃいけないという緊張感があったんですけど、今回はどんな状態で、どんなふうにお芝居をしても、絶対にソニックから外れないという自信ができて、ソニック像というのが自分と一つになれた気がしたので、1作目より遊ぶ部分も僕自身も楽しみながらやれたのかなと思っています」と胸を張る。
すると、中川が中学生の時に「おはスタ」(毎週月~金曜朝7:05-7:30、テレビ東京系)で共演していた山寺は「素晴らしい! 俺が教えた通りです。あっ、何も言っていませんでした」と、うれしそうな笑顔を浮かべた。
そんな山寺は、前作に引き続き、ジム・キャリーが演じるドクター・ロボトニックの日本語吹き替えを担当したが「ジム・キャリーがやりたい放題やっていて、大志もエネルギーを使ったと言っていますけど、僕もヘロヘロになりました」と吐露。
「ソニックやナックルズとの戦いもあるんですが、ジム・キャリーとの戦いでした。(ジム・キャリーより)振り切ってないなと言われちゃいけないので、1割、2割増しくらいの勢いでやったので、いろんなものを失ったかもしれないです。毛細血管とかブチブチです」と苦笑いを浮かべた。
◆取材・文=風間直人
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