連続テレビ小説「ちむどんどん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第6回が4月18日に放送された。ヒロイン・暢子(稲垣来泉)たち一家を突然襲った悲劇。平凡だが幸せな一家の暮らしが一変した。(以下、ネタバレがあります)
一家の大黒柱・賢三(大森南朋)が…
「ちむどんどん」は、2022年に米国からの返還50周年の節目を迎える沖縄を舞台に、ふるさと沖縄の料理に夢をかけた黒島結菜演じるヒロイン・暢子と、その家族の50年の物語を描く。
第2週「別れの沖縄そば」では第1週に続き、小学生時代の暢子ときょうだいたちの日々が描かれている。第5回ラスト、心臓発作で突然倒れた父・賢三(大森南朋)。駆けつけたきょうだいたちの祈りもむなしく、第6回ではそのまま、帰らぬ人となってしまった。
優しく家族を見守ってきた賢三の突然の退場に、視聴者からもショックの声が続出。「え…早すぎる」「信じられない!まだ始まったばかりなのに」「月曜からめちゃくちゃ泣いた…」の声が飛び交った。
「暢子は、暢子のままで上等」
亡くなる直前、子供たちそれぞれに思いを込めて言葉をかけた賢三。長男・賢秀(浅川大治)には「お母ちゃんとみんなを頼むよ」、長女・良子(土屋希乃)には「頑張って立派な先生になれな」、末娘の歌子(布施愛織)には「幸せになれよ」。
そして暢子の脳裏には、まだ元気な時に「暢子は、暢子のままで上等。自分の信じた道を行け」と自分に微笑みかけてくれた父の姿がくっきりと浮かんでいた。回想シーンの賢三の笑顔からはあたたかい人柄や深い愛情が偲ばれ、喪失感が広がっていく。