チャンネル登録者数1000万人超、YouTuber10年目のはじめしゃちょーが4月より「遊戯配信 e-Strangers」(毎週水曜夜9:25-9:54、TOKYO MX)の新MCに就任した。同番組は、“これからもっとバズりたい動画配信者”や“PRに困っている企業様や地方自治体の皆さま”をスタジオに招き、次世代配信界でもっとバズってもらおうというコンセプトのバラエティー番組。実は、はじめしゃちょーにとって、初の地上波テレビ番組のレギュラーMCとなる今回。番組MCという立場に立って思うことや、YouTuberにとってのテレビの価値、YouTuberとして今考えていることについてたっぷりと語ってもらった。
番組MCに就任したはじめしゃちょー「狩野さんは、引きずり下ろしやすかったです(笑)」
ーー前MC狩野英孝さんとの対決に勝ち、新MCに就任しましたがその時のお気持ちや、狩野さんからのアドバイスを教えてください。
はじめしゃちょー:狩野さんは以前から面識があった方で、関係値ゼロではなかったので、引きずり下ろしやすかったです(笑)。アドバイスは特に何もなかったですね。対決の際に、激辛のタバスコを食べて、すごく苦しそうにしていました。
ーーそうなんですね(笑)。すでに番組の放送は開始されていますが、収録に参加してみての感想を教えてください。
はじめしゃちょー:初回収録の時、さらば青春の光の森田さんとは、楽屋挨拶も特にないまま、いきなり収録がスタートしたのですが、僕がかなりの人見知りな分、大変すぎてほぼ記憶がないですね。声が大きいなとだけ覚えています(笑)。もうすでに何回か収録させていただいているのですが、徐々に慣れてきましたね。僕の持ち味が出せてきているのかなと思います。
ーー「遊戯配信」はゲームなど、さまざまな企画が行なわれる印象です。今後、番組の中でやりたい企画はありますか?
はじめしゃちょー:番組名に遊戯とつくくらいですから、遊び感覚でやりたいなとは思っています。例えば、僕、地味にゲームが上手いんです。中の上、アマチュア代表みたいな。だから、プロゲーマーの方と真剣にゲームをやってみたいなと思っています。
地上波番組MC就任も…「俺の番組だ!」とは思わない
ーーこれまでにYouTubeでさまざまな方とコラボされているので、MCのように回す経験はあると思うのですが、YouTubeで場を仕切る経験とテレビ番組でのMCに違いはありますか?
はじめしゃちょー:編集を自分でしない時点で全然違うなと思っています。1人で撮って、編集しているときは、ここをおもしろくしようとか、ここは静かにしようとか思いながらできるんですね。でも、番組だと出演者の方との掛け合いがあったり、1人では生まれないボケとツッコミのような関係性もあったりするので全く違うなと感じています。
ーーなるほど。そこの違いや、番組でMCを務めることについては慣れてきましたか?
はじめしゃちょー:うーん…どうなんでしょう。そもそも僕って中心人物にならない人間なんです。授業中とかも絶対手挙げないし、大学で順番に当てられたりするような場面ではトイレに行って逃げるほど。極力、中心にいたくないって思うタイプなんですね。だから、MCを勤めている感覚や、「俺の番組や!」みたいな感覚は全然ないし、自分のスタイル的にも正しいことだと思っていないんです。だから、MCとしてというよりも、共演者さんに助けられながら、一緒に楽しんでできる番組にしたいなと思っています。
ーー目立つタイプじゃないというのは、YouTubeを10年続けた今も変わらずなんですね。
はじめしゃちょー:「目立つタイプじゃない」からこそYouTubeが合っていたのかなとも思うんです、1人で撮っているから目立つ目立たないもないし、自分しかいないから、やるしかないのかなって。