皐月が陸に惹かれたのは「感覚的に共鳴する部分があったのだと思う」
ーー共演された藤原季節さん、森山未來さんの印象はいかがですか?
季節さんは、とてもピュアな方です。図書館で借りてきたというテラリウムの本を見せて知識を分けてくださったり、「八百屋さんで買い出ししてきた」と、リュックに大量に詰めこんだ野菜を見せてくれたり。真摯(しんし)に、誠実に作品に向き合われる姿をお見かけする一方で、どんなことに対しても素直で飾らない、すてきな方です。
未來さんは作品を深く追求される姿をいつも拝見していて、とても影響を受けています。ですが、ある日3人でカードゲームをして未來さんが勝った時、誰よりもはしゃいで飛び回って喜んでいる姿を見て。見たことのなかった一面を知ることができてうれしかったです。
ーー藤原さん演じる森下陸、森山さん演じる白石悠磨について、それぞれどのような印象を抱いていますか?
皐月から見た陸は、悲しさやうれしさを感じる沸点が近く、共鳴できる部分がある人なのではないかと思っています。
悠磨さんは心の中にあることをあまり言葉にしない人だからこそ、ぽろっとこぼした一言がとても響く。この人は一体何を言い出すんだろうと気になる、魅力的な人物だと思います。皐月は同業者として、彼が持っている知識も尊敬していると思います。
ーー第1話のラストで皐月と陸は恋人になりましたが、皐月が陸に惹かれたのはなぜだと思いますか?
感覚的に共鳴する部分があったのだと思うんです。具体的にこういうところが好きということではなく、とにかく気になる、なぜか惹かれてしまうという、漠然としたものなのではないかなと思います。