――キラキラ男子の神宮寺を演じてみて難しかった部分はありましたか?
学生時代の優芽子に対して、頭ぽんぽんとかをやらなきゃいけない場面があったんですが、ちょっと照れちゃったんですよね(笑)。学生時代の優芽子役を本当の17歳の菅田(愛貴)さんが演じられていて、10歳上の僕がそういうことをするのは「さすがに照れるな」と思いました(笑)。
カメラ目線をしないといけなかったり、なかなか普段のドラマではないようなキラキラしたシーンをやらせていただいたりしたので、そこは照れたという意味でも大変だったかなと思います。
あと、「こんなに苦戦するんだ」と思ったのが、神宮寺がサッカーのゴールを決めて女の子たちにガッツポーズをするというシーン。僕もサッカー経験者なので、すんなりできるだろうと思っていたんですけど、ゴールを決めるまでに8、9テイクくらいやってしまって。僕のせいでいろんな方を待たせてしまったので、それは苦労しましたね。
――青年を演じる中で難しかった部分はありますか?
優芽子の回想と現実をはさむシーンで、観覧車の中で謎の青年と神宮寺が交互に出てくるところがあるんですけど、そこでの役の演じ分けが難しかったです。なにより、物理的に大変だったのは、僕が観覧車を降りた後、「観覧車が一周するまでに神宮寺になって戻ってきてください」って言われて(笑)。スタッフさんとダッシュして早着替えして髪型を直して、ぜえぜえ言いながら演じたっていうのはすごく思い出に残っています。
一人二役の役作りは岩田剛典と弟を参考に
――二役を演じる上で身近なところで参考にした人はいますか?
僕の1個下の弟がすごくだらしないんですよ(笑)。彼が引っ越す時は全部僕が手伝っていて、昨日も電話をしたんですけど、ちょっとむかつくけど放っておけないみたいな。俯瞰で見て「なんでこの子放っておけないんだろうな?」と思った時に、「こういうことだったのかな」と感じたことを参考にしていますね。
神宮寺の場合は、岩田剛典さんですね。がんさんが学生役をやっていたらこんな感じだっただろうなというイメージで演じています。多いときは週4とかでがんさんとご飯に行って、プライベートでもかわいがってもらっていて。完璧な人ってどんな感じなんだろうなって、会話や立ち振る舞いから吸収しています。
――岩田さんにはドラマで参考にしていることは伝えていますか?
ドラマに出ることはがんさんに伝えていて、「ドラマに出るのすごいね、続いてるね」と言っていただいたのですが、そこでがんさんを参考にしていることは一切伏せていますね(笑)。記事が上がったらバレちゃいますけど、喜んでくれると思います。