サードシスターはアナキンに積年の恨みがあった
一方でベイダー卿(アナキン)は、昔の師弟関係に執着し続けがむしゃらにジェダイ狩りをやっている。かつてオビ=ワンから「おまえの勝ちへのこだわりが目を曇らせている」、「おまえは立派な戦士だ。だが、力を誇示すると隙ができる。それを克服しなければパダワンのままだ」と言われたことを根に持っているかのような根深い恨みが、ベイダー卿の恐ろしさを強大なものにしているということが分かる。
オビ=ワンとアナキンは力の差は埋まってきても、“心の面で常に一歩上手なのはオビ=ワン”という構図がずっと続いている。そのことがよく分かるシーンが、第5話にもう一つあった。
レイアを救い出して、ジャビームへと帰還したオビ=ワンとターラだが、尋問官・サードシスターと大群のストームトルーパーに壁一枚隔てて取り囲まれてしまった場面。オビ=ワンは壁の向こうにいるサードシスターと会話をした。
ベイダー卿がアナキンであることを知っていたサードシスターに「あの場にいたのか。オーダー66が執行されたときにいた子どもか。あの時にアナキンを見たんだろ。アナキンに仲間を殺された」と突き付け、サードシスターの冷静さを失わせた。
サードシスターは、かつてアナキンに仲間を殺されたことを告白。オビ=ワンを執拗に追ってきた尋問官のサードシスターが実はベイダー卿へ恨みを持っており、仕えるふりをして命を狙っていたという衝撃的事実が描かれた。
オビ=ワンがサードシスターに手を組もうと声をかけると「今さら助けはいらない。ひとりでここまでやってきた」と入口をこじ開け、帝国軍とオビ=ワンたちは乱闘になってしまうのだった。
師弟バトルが再び見られたことにファン感激
サードシスターが暴れて攻撃してくるというのは、オビ=ワンの思惑通り。乱闘の隙を見てスターシップが飛び立ち危機一髪となった。その後、内面に抱えたアナキンへの怒りが暴走したサードシスターはベイダー卿に赤きライトセーバーを向けることになったのである。
回想シーンでのオビ=ワンとアナキン、そしてサードシスターとダース・ベイダーというライトセーバーバトルがふんだんに盛り込まれた第5話。常に圧倒的なパワーを持ちながらも根深い心の闇が拭いされないベイダー卿のことを嘆くファンも多かった。「心の成熟がオビ=ワンに一歩及ばないアナキン、泣いちゃうのよ」「ライトセーバー、フォース、ダースベイダーの恐ろしさ。スターウォーズで見たいものがすべてそろっていたな」「アナキン(ヘイデン・クリステンセン)とオビ=ワン(ユアン・マクレガー)が並ぶのが見られるのは夢のよう」などSNSが盛り上がっていた。
第6話は6月22日水曜夕方4:00から、ディズニープラスにて独占配信される。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/obi-wan-kenobi
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