この作品で描かれるのは、登場人物たちが無意識の誤解を乗り越えて、本当に愛する相手と出会うまでの物語だ。
島に着くと、ハウイーは医師のチャーリーと意気投合。一方ノアはいけ好かない金持ちグループにいる弁護士ウィルのことが気になり始めるが、ノアもハウイーもはじめはその新しい出会いに消極的だ。
ノアは愛想のないウィルの態度から「金持ちだから僕たちを見下してるんだ」とネガティブな印象を持ち、ハウイーはハイスペックで人当たりのいいチャーリーに好意を抱くものの、「無理だよ、イケメンの医師と僕とじゃ…」としり込み。それぞれ先入観が邪魔して、素直に相手との関係を結べない。
ほかにも、島に集う若者たちの間では人種や職業、属するコミュニティにまつわる偏見がちらほら。中にはハウイーのように、相手はそれほど気にしていないのに自分自身が先回りして消極的になってしまうパターンもあり…。互いの性的志向を理解する人々が集まるこの島でも、すべての偏見から自由になれるというわけではないのだ。
きっかけは偏見に囚われないウィルの行動
不愛想な態度やそっけないリアクションが何度か続くと、ささやかな偏見はいつの間にか、覆すことのできない誤解に変わってしまう。ノアもウィルに対して悪い第一印象を持ってはいなかったはずが、いつしか印象は最悪になっていた。
そんな2人がわかり合えたきっかけは、ウィルの誠実な態度だった。ウィルは、ノアに「昨夜のことを謝りたい」と伝え、謝罪の手紙を書き、ノアの仲間の身に起こったトラブルの解決にも力を貸した。“見下されている”と思い込んでいたノアも、やがてウィルに心を開いていく。
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