「同期のサクラ」(2019年日本テレビ系)や、「35歳の少女」(2020年日本テレビ系)の脚本家・遊川和彦&プロデューサー・大平太のコンビとタッグを組んできた橋本愛が主演する「家庭教師のトラコ」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)が、7月20日(水)にスタート。謎に包まれた家庭教師が、年齢も抱えている問題も異なる3人の母親と子供を救うヒューマンドラマ。生徒には対等だがなぜか母親には厳しい家庭教師、“トラコ”こと根津寅子を演じる橋本にインタビューを実施した。
遊川&大平とは3回目のタッグ
「遊川さんと大平さんの作品に参加させていただくのも3回目。気兼ねなくいろんな意見を交わせる安心感があります。遊川さんが描く作品の根底にはいつも同じテーマがあると私は感じているのですが、それを毎回全く異なるアプローチで物語にしている。今回の題材は家庭教師。とはいえ既存のイメージとは違い、“家庭”の教師として家庭や家族を改革していきます。トラコの行動が誰かにとっての希望になる物語だと感じました」
トラコのキャラクターとは
子供の将来が不安なワーキングママ、実家の定食店で働きながら底辺であえぐバツイチママ、富裕層に仲間入りしたのに居場所のない後妻ママとトラコが向き合う家庭も三者三様。そんな中、トラコは家庭ごとにキャラクターを変えて接していく。
「トラコはその家庭に合った先生像を模索し、いろんなキャラクターに変貌してアプローチしていきます。衣装はもちろん話し方やしぐさなども変わってくるはず。その中でもトラコの本性を垣間見る瞬間があるので、どこまでが演技でどこまでが素なのか、いろいろ想像しながら楽しんでいただきたいです。そして各キャラクターにはそれぞれの家庭のお母さんが鍵になっていて…。なので、母親を演じられている美村里江さん、板谷由夏さん、鈴木保奈美さんのクセや空気感をちょっとでも吸収して役に反映していきたいです」