アイドルをやっていたことは自分にとってすごく誇り
――夏開催のTIFは久しぶりですが、長濱さんの印象的な夏の思い出は何かありますか?
夏といえば、やっぱり海とかスイカが浮かびます。地元が長崎県ですごく自然豊かなので、夏は外で真っ黒に日焼けしながら釣りをしたり、山に行ったりしていました。今でもお休みの日には釣りに行ったりすることがあります。
――夏は好きですか?
暑いのは得意ではないので、夏は引きこもりがちなんですけど、フェスがあるので好きになれます。私もいろんなフェスに足を運ぶほどフェスが好きなので、TIFをモチベーションに暑い夏を乗り越えられたらなと思っています。
――現在は俳優業なども含め、幅広い活躍をされていますが、アイドルの経験はご自身にとってどういうものでしたか?
アイドルをやっていた、ということは自分にとってすごく誇りです。アイドルというチームの一員で活動していたことや、ダンスで何かを表現する一部になれたこと、お客さんと一緒にライブを作った感覚は、俳優業だけじゃなく、いろいろな現場で「自分はチームの一部なんだ」と自覚することにつながっています。アイドルを通して、歌やダンス以外にもさまざまな経験をさせていただいたことは、今の自分の仕事から私生活での興味まで、多くのことに生きているなと思います。
チームで仕事をする上で心掛けているのは「自分にしかできないこと」
――チームで仕事をする上で、長濱さんが心掛けているのはどんなことですか?
自分がやっていることに責任を持って「自分にしかできないこと」ができたらいいなと思っています。アイドルグループは、一人一人が違う個性を持ちながら、全員で一つのものを作ります。そういう中でも自分の色を少しでも出せるように、自分ならではのお仕事をしたいなと思っています。
――では、長濱さんの個性とはどんなところですか?
難しいですね、まだ見つけられてはいないです。ただ、生活していく中で「これは好き」「これは好きじゃない」という感覚はすごくあると思っているんです。そういう感覚を信じないと自分の個性は分からないので、自分の中にある感覚を信じて、消さないようにはしています。
――長濱さんにとってファンの存在とは?
支えであり救いです。皆さんがいてくれるから私は今、活動できています。私がいろんな新しい挑戦をしたりする時にサポートをしてくれたり、肯定してくださる方が多いので、ファンの方は変化に寛容でいてくれているような気がしています。皆さんがいてくれる安心感で、ちょっと苦手だなって思うこととか、難しそうだなって思うことも、飛び込んで挑戦できるんです。
私の応援団でもいてくれるし、私自身も皆さんの力になれたらいいなと応援団のようなつもりでいます。ファンの方から「あの時は高校生でした」というお話を聞いたりすると、長い時間ずっと一緒に過ごしてきてくれたんだなとうれしいです。自分が何か少しでも力になれていたら、と日々考えているので、TIFなどで実際に会える機会はすごく大切にしたいなと思っています。
――では、改めてTIFの開催を待ちわびている皆さんにメッセージをお願いします。
今回は8月に開催するTIFで、待っていてくださった方もたくさんいらっしゃると思います。今年が初めてという方もいらっしゃると思いますが、新しい出会いがある夏にしていただけるとうれしいです。実際に会える機会は本当に貴重だと思うので、ぜひ会場に足を運んでいただきたいです。ただ、暑いと思うので、体調には本当に気を付けて、オンラインも利用しながら無理なく楽しんでいただきたいです。
◆取材・文=山田健史