ターゲットは、プロの詐欺師「シロサギ」
黒崎がターゲットとするのは、父を陥れた詐欺師と同じ、人をだまして金銭を奪うプロの詐欺師「シロサギ」。過去の経験から法律は人を守ってくれないと考える黒崎は、その怒りを原動力にいつかは父をだました詐欺師「御木本(みきもと)」にたどり着くべく「この世のシロサギを全部食ってやる」と心に決め、生きる目的としている。
表向きは自らが住んでいるアパートの大家をしており、黒猫の「クロ」を飼っている彼は一見人当たりの良いごく普通の青年で、誰にでも分け隔てなく接するひょうひょうとした人物。
しかし、過去の出来事から誰も信じず、頼らない孤独な人生を送っている。そんな一匹狼の黒崎が、さまざまな人間との出会いの中で自らの過去と向き合い、葛藤し、変容していく姿も見どころとなる。劇中で繰り広げられる、「シロサギ」との巧妙な心理戦や警察との攻防戦にも注目だ。
下に続きます