FANTASTICS、笑顔にあふれたライブツアー“FAN FAN HOP”ライブリポート
大盛り上がりの第1幕後半
演出が切り替わり、ステージセット上段にメンバーが登場。ラストに向けてさらに盛り上がり、メンバーがアップ&ダウンをあおると客席が呼応して波打つ。
第1幕後半戦は「STOP FOR NOTHING」「Summer drops」「Every moment」とライブのキラーチューンを畳みかける。「全員で踊ろう!」と中島がアピールする一方、ステージ上ではメンバーが衣装のシャツを交換したり、自由にふざける姿も。ハッピームードが高まり、八木がタオル回しを観客にあおり、ファンタの夏ソングを会場一体となって楽しんだ。
1幕ラストの「CANNONBALL」では、オープニングに登場したキューブが大活躍。曲の合間でキューブに書かれた文字で「フラッグ」「クラップ」「バウンス」を表現すると、観客の右半分、左半分で対決の流れに。「もっと暴れていこう!」との呼びかけに呼応して、ラストは会場全員で「Summer Bike」に登場する「サイクル」の動きで一体に。「ほかのことは一切忘れて最後まで楽しみましょう!」と中島が客席に呼び掛け、最高潮のテンションで第1幕は終了した。
劇団FANTASTICS!?、趣向を凝らしたストーリ仕立ての第2幕
期待の第2幕のスタートは、世界がラジオDJ風に登場。
「RADIO FANTASTICS!80年代・90年代の名曲を紹介していく。今週のテーマはこちら!『淡い夏の思い出』。まずはこちら!ケイコさんからの投稿です。初めての彼氏と夏祭りデート…」。どうやら、「ケイコさん」からのラジオ投稿をベースにした物語が展開されていくようだ。趣向を凝らした演出に期待が膨らむ。
場面が変わって、夏祭りのシーン。中島、澤本、堀、佐藤が夏祭りを楽しむ先輩後輩として登場した後に、八木と浴衣姿のケイコ(木村)が“バカップル”役で登場。木村が扮する「ケイコ」の姿に会場からは「可愛い~!」と歓声があがった。瀬口は金魚すくい屋台の店主、世界はゲーマーと、はちゃめちゃな設定で大爆笑の芝居が繰り広げられた後、「夏祭り」「楽園ベイベー」(ともにカバー曲)のパフォーマンスを披露。夏らしく盆踊り風のオリジナルの振り付けで会場を盛り上げた。
その後も芝居&パフォーマンスの楽しい時間が続く。Barを舞台にしてボーカルだけで「夏の日の1993」を、恋バナの流れから「恋したっていいじゃない」、学校の教室を舞台にしたシーンでは「学園天国」と、芝居&80~90年代の名曲カバーで第2幕を完走した。ファンは終始大盛り上がりだった。