ジャニーズWEST・重岡大毅主演、入山法子共演のドラマ「雪女と蟹を食う」(毎週金曜深夜0:12-0:52、テレビ東京系)の最終話が9月23日に放送された。前回、北海道の冷たい海に入水していった彩女(入山)を北(重岡)が見詰めるシーンで終わっていたため、彩女の命が助かったのか、二人にこのままハッピーエンドは訪れないのかと注目が集まっていた。(以下、ネタバレが含まれます)
冷たい海に入った彩女は無事だったのか
本作は、自殺を図ろうとしていた男性・北(重岡)が、孤独な人妻・雪枝彩女(入山)と、カニを求めて北海道まで旅をするサスペンスフルなラブストーリー。彩女の夫で小説家・雪枝一騎を勝村政信、一騎の担当編集・巡健人を淵上泰史、空腹で路頭に迷う北を救ったホステス・マリアを久保田紗友が演じ、監督は「全裸監督」(2019年)や映画「ミッドナイトスワン」(2020年)などを手掛けた内田英治らが担当した。
旅を続けて、彩女の死への思いは揺らぐことはなかった。「北海道でカニを食べよう」という二人の旅の最後に、どちらかが死ぬことを選んだり、共に心中するようなことは救いのない純文学を読むようだ。“悲しいラストにならないといいな”、というのが多くの視聴者の望みだったのではないだろうか。ところが、彩女は海に向かって進んでいってしまった。北は彩女の命を救うために海に飛び込んだ。
北が彩女の旅日記を夫・一騎の元に届ける
病院に運び込まれた彩女は、一命をとりとめた。目を覚ますのを信じて、北は一騎(勝村政信)に彩女の日記を渡すべく、一心不乱に走った。一騎と遭遇できた北は、彩女をあそこまで追い詰めた一騎を殺したいほどの感情を抑えながら、彩女の希望通り、日記を手渡すことに。自分の実力で優れた小説が書けない一騎がその先、日記をどう使おうと、北の知ったことでない。北は「日記を一騎に渡す」という彩女との約束を果たし、彩女の病院へと戻った。