昊汰の“裏の顔”が明らかに!
かつて自分の前から急に姿を消した陽佑に対し「もう同じ後悔はしたくない」と思った凪沙は、前を向くために陽佑を呼び出し、「本当に大切な、心の支えだった」と伝えた。
ところが、そのやり取りを沙帆が聞いてしまい、「私のこと裏切ってたの!?」と言いながら車道に飛び出してしまう。すると、慌てて追いかけた陽佑に車が迫り、陽佑をかばって沙帆がはねられてしまった。
陽佑以外の記憶をなくしてしまった沙帆にショックを受ける凪沙に、昼間のことを謝ろうとした昊汰は「ずっとそばにいるから」となぐさめた。
かつて好きだった人と姉の婚約者として再会するという切ない展開のなか、凪沙にとって明るい昊汰の存在が救いになるかと思われた。ところが、ラストで昊汰の“裏の顔”が明らかに。
第1話で凪沙を襲った男も、第2話で沙帆を車ではねたのも、沙帆に協力していた昊汰だったのだ。凪沙を笑わせようとするなど、寄り添う姿にキュンとしただけに、衝撃は大きかった。それまでの一連の行動がすべて計画的だったと思うと戦慄を覚える。
昊汰が凪沙に見せた優しい雰囲気とは対照的に、沙帆に“ご褒美”としてキスをねだる狂信的な姿はゾクゾクとさせ、物語をかき乱す存在として期待がぐっと高まった。演じる佐藤の細やかな表現が光った。
◆文=ザテレビジョンドラマ部