<ドラマアカデミー賞>助演女優賞は「初恋の悪魔」松岡茉優『みんなに報告して感謝の思いを伝えたい』
松岡茉優の受賞コメント
受賞の知らせを聞いたとき、スタッフ、キャストと過ごした3カ月を思いました。各部が各部にリスペクトを持ち、それぞれが入念に準備をしてから現場に挑む毎日はかけがえがなく、俳優部の私は、お芝居に集中するだけでいいのだと思わせてくれました。
私が演じた摘木星砂さんには2つの人格がありました。そのどちらも、行き来をする際はシームレスにやってほしいと水田(伸生)監督から演出を頂いて。それは最終話の杏月先生(田中裕子)のセリフにある「何々さんといる自分、ほにゃららさんといる自分は違うでしょ」という言葉の通りなのだと思います。
熱く、優しく、毎日が全身全霊の林遣都さん。10代のときから変わらないでいてくれていることが何よりも頼もしい仲野太賀さん。台本を実際に演じる際に生じるささいな段差を、まるでなかったかのように緩やかな坂道にしてくれる柄本佑さん。心から尊敬し、愛する仲間ができたことも私の宝物となりました。
そして毎週見ていてくれた皆さま。応援や感想が力となりました。ありがとうございました。
(取材・文=小田慶子)