
川口春奈主演の木曜劇場「silent」(毎週木曜夜10:00-10:54)の第6話が、11月10日に放送された。想(目黒蓮)と湊斗(鈴鹿央士)が焼肉を食べながら男同士の会話をして、想が紬(川口)のことを「まっすぐ見てくる感じ。性格も」と答えた。これが、想の紬への好意が漏れ出ているとして、視聴者の胸をキュンとさせ、この週も番組名がTwitterのトレンド入りをした。(以下、ネタバレが含まれます)
想を思う2人の女性…紬と奈々

同作は『フジテレビヤングシナリオ大賞』受賞作家である生方美久の完全オリジナル作品。主人公・青羽紬(川口)が、本気で愛するも別れることになってしまった高校時代の恋人・佐倉想(目黒)と8年の時を経て偶然、再会。そこに待ち受けていた現実と向き合いながらも寄り添い、乗り越えていこうとする姿を描く。
第6話で話題になったのは、想とろう者向けの就活セミナーで出会った奈々(夏帆)との物語。生まれつき耳の聞こえない奈々が、紬と再会した後の想の心が徐々に離れていくようで不安になり、自分の気持ちを抑えられず涙するシーンが切なかった。
湊斗「好きな人のことだと好きなところを言っちゃう」
奈々の恋心がこじれる一方で、紬と想が高校時代からお互いを思い続けているという事実はさらに胸を打つ。
想と湊斗が親友同士の焼肉トークで話したのは「どんな人?って聞かれたとき、好きな人のことだとその人の好きなところを言っちゃうんだって。嫌いな人のことだと、嫌いなところ。どちらでもない知り合いとかだと、関係性とかプロフィールとか説明しちゃうんだって」という心理分析。
想は紬を「まっすぐ見てくる感じ。性格も」と表した。次に紬と会ったとき想は、会うなり自分を見詰めてくる紬に「ほんとにまっすぐ見てくるよね」と手話で伝えてほほ笑んだ。まるで『そういうところがほんとに好きなんだ』と言わんばかりの優しい顔で。