「私の人間像を理解してくださっている」
――秋元康さんとはアイドル時代の関わりも深かったかと思いますが、出演にあたって何かアドバイスは受けましたか？
ビジュアル撮影をした日に連絡をして、「こんなところに参加できて緊張もあるけど、終わったときに何か得られるように頑張りたい」と伝えたら、「臆せずに、北野らしく頑張れば大丈夫」とお言葉をいただきました。そのおかげで、ここに選んでもらったからには楽しみながら頑張りたいなと、前向きに参加できました。
――アイドル業と俳優業では、秋元さんからのアドバイスは違ってくるのでしょうか？
どうなんでしょう…何をしていても認めてくださるので、特に違いはないかもしれないですね。乃木坂46のときも、みんな個性的だけど一致団結したときにまとまればいいと教えられていたので、そこで培われた自分らしさのような色はあると思います。
今回台本を見て、せりふの語尾とかテンション感がけっこう自分っぽいなと思いました。等身大でナチュラルにいられるので、それは秋元さんが私の人間像を理解してくださった上で書いてくださっているからだと思っています。
――秋元さんのこれまでの作品には乃木坂46の卒業生も多く出演されていますが、他作品との違いや、「ここは負けない」といった魅力はどういったところだと思いますか？
それこそ、西野七瀬さんが出演されていた「あなたの番です」シリーズは映画化もした大ヒット作品なので、「目指せ、映画化！」という気持ちでいます。
今作は、作品の中身を知らずにポスターのビジュアルを見ただけでもインパクトがあって、お茶の間の皆さんが一番あっと驚く作品だと思います。皆さんの“アベンジャーズ感”がそうさせるのだと思いますし、ビジュアルから強いという点が負けないところですね！
――とはいえ、テレビ東京らしいゆるさも感じられる作品ですよね。
はい。オマージュ、パロディーが多いイメージで、テレ東さんのこれまでの作品がひとつのチャンネルにいろいろ詰まっているのを感じます。「ぎりぎりアウトなのでは？」と思うこともありますが(笑)、ギリギリを攻めてくすっと笑える感じがテレ東さんらしいなと思っています。
