日向亘「『Get Ready!』の撮影現場の裏側は『実家のような雰囲気』」
デビュー作を撮影した思い出の地で、初写真集を撮影
──そして3月17日(金)には日向さんにとって初の写真集の発売も決まりました。今作のキャッチコピーが「原点と現在地」だそうですが、ご自身の現在地を言葉で表すとどのあたりになりますか?
「うーん……全体を100としたら、ほぼ年齢に近いですけど、20とかですかね。始まったばっかりだし。でもこれまでの3年間はすごく大事な時間でもあって。でもまだまだ成長していきたいという気持ちも込めて、20くらいで」
──写真集はデビュー作(映画『太陽は動かない』)のロケ地である答志島(三重県鳥羽市)で撮影されたんですよね。まさに原点ですが、当時から現在で、お芝居に対する気持ちに変化はありますか?
「変わっているところもあれば、変わっていないところもあるんですが……お芝居の楽しさが、よりわかってきたのかなとは思います。初めてやったときから『お芝居ってすごく楽しいな』と思っていたけど、説得力のある“楽しい”に変わっていったというか。いろいろな経験をしていくなかで、嫌なことやつらいこと、悔しいこともあった、だけどそれもひっくるめて楽しいなということに、この3年間で気づきました。最初はお仕事というよりも、ある種の習い事のような感覚があったんですよね、失礼ですけど」
──初始めたときは高校1年生だったんですもんね。
「はい。だからお仕事というよりも『楽しいからやってる』っていう感覚だったんですけど、高校を卒業して、社会人になって、『お芝居で人生を豊かにしていこう』という覚悟をしたのは、楽しいからだろうなと思います。それこそ、高校1年生で映画を撮って、写真集の撮影で答志島に戻ったのが社会人1年目の夏。高校生活3年間を経て戻ったんですよね。そういう意味ではすごく感慨深いです」
──俳優としての高校3年間を経た日向さんを収めた1冊でもある初めての写真集、ご自身にとってはどのような1冊になりそうですか?
「一つの区切りですかね。デビューからの3年間っていう、短いけど本当にいろいろな経験をさせてもらった3年間、成長したり失敗したりした3年間を一旦まとめて。僕はこの仕事をこの先も長く続けていきたいと思っているので、その中の一つの区切りのようなものになったらいいなと思っています」
毎週日曜夜9:00-9:54 TBS系にて放送
https://www.tbs.co.jp/getready_tbs/
ひゅうが・わたる●2004年3月18日生まれ、群馬県出身。2020年「太陽は動かない」でデビュー。出演作にドラマ「姉ちゃんの恋人」(2020年フジテレビ)、「仮面ライダーリバイス」(2022年テレビ朝日系)などがある。