本歌とされる歌は、生き別れた夫への思いを情熱的に詠んだ壮絶な一首。腕利きの短歌編集者・リュー北條(川島潤哉)でさえ気づかなかった貴司の思いを読み解いていた史子の知識と読解力に、視聴者からも驚きの声が上がった。
そして、その歌が舞のために詠まれたものだったことにも気づいていた様子。うめづの前でばったり会った舞に「先生のこと、どう思ってはるんですか? ホンマに、ただの幼なじみですか」と核心を突く問いを投げかけ、「私は、先生に自分の気持ちをちゃんと伝えます」と正々堂々、宣戦布告。
その後、宣言通り貴司に「先生のともし火になりたいです」と告白。思いを受け止めてもらえないとわかると「舞さんのことが好きやから? なんで気持ち伝えんのですか」と問いかけた。
史子&リューに「いいコンビ」の声も
早くに家を飛び出し、短歌だけを生きがいに一人で生きてきた史子。初登場シーンで「短歌は私の命ですから」と語っていたが、今回プロでさえ気づかなかった深い解釈を見せたことで、知識の豊富さや勉強熱心さも伝わった。貴司と舞が本当は両思いであろうと知りながら、思いを貫く強さも見せた。
この展開に視聴者からは「秋月さん、怖いけど本当に歌人・梅津貴司が好きなんだっていうことがよく分かった」「全力で体当たりする秋月さんの潔さは好きだわ」「貴司の気持ちも見抜いて、そこまで読み取ったうえでのあの振る舞いだったのか…」と、史子の潔い恋の戦士ぶりを見直す声も上がったほど。
Twitterでは「#舞いあがれ」がトレンド2位まで浮上したほか「秋月さん」もトレンド入り。Yahoo!検索ランキングでは「本歌取り」がトレンド入りする反響となった。
これほどまでに史子が恋に突進できるのは「私と先生には特別な絆がある」と言ってしまえる思い込みの強さゆえ。視聴者からは「いわゆるオタク女子の勘違いなとこがよく出てる。脚本上手いわ、いるいる!って感じw」「リューが求めてる情熱の歌、秋月さんのほうが詠めそう」「秋月さんとリュー、いいコンビで癒やされる」の声も上がっている。
2月17日(金)は第96回を放送する。新しい短歌がなかなか作れない貴司に、リュー北條は“自分の心を隠さずにさらけ出してほしい”と語る。