BS-TBS「通信簿の少女を探して」、文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門で優秀賞を受賞 アンコール放送も決定
BS-TBSで放送された「通信簿の少女を探して~小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今~」(2022年)が、令和4年度(第77回)文化庁芸術祭のテレビ・ドキュメンタリー部門で優秀賞を受賞した。また、受賞を記念して2月18日(土)昼1時より再放送するほか、3月17日(金)より開催される「TBSドキュメンタリー映画祭2023」においても上映されることが発表された。
「日本が歩んだ戦後77年」の断片を“体験する”ドキュメンタリー番組
同番組は、ディレクターが偶然手にした古書に挟まっていた1枚の通信簿をきっかけに制作され、映画監督の山田洋次、歌手の加藤登紀子、ジャズピアニストの秋吉敏子に「引き揚げ」体験のインタビューを行ったほか、旅人として三浦透子が出演。ナレーションは仲村トオルが担当している。
受賞理由
ネット通販で購入した本に挟まっていた戦後間もない頃の通信簿。最優秀の成績だが、クラスの中でやや浮いた印象の一人の少女を探し始める導入はスリリングだ。
足跡をたどる旅を通して大陸からの引き揚げ者の運命と、敗戦を挟み180度変わった歴史の断面が浮かび上がる。戦争を考えさせる人間ドキュメントとしてとても興味深く、意義深い番組となった。
初回放送:2022年8月14日夜9:00-10:54 BS-TBS
受賞記念再放送:2023年2月18日昼1:00-2:54 BS-TBS