関水渚コメント
――本作の出演が決まった際の率直な感想
単独主演が初めてかどうか関係なく、まず主演ということですごく責任が自分にふりかかってくるものだなと感じつつ、大きい役を頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。青井茜という役を私が一番愛して、大切に演じようと思いました。
――台本を読んだ感想
1話ごとに誰を信じていいのか分からなくなるような展開もたくさんある作品で、すごく面白かったです。3回ほど台本を読み込んで演技プランを深めていきました。また、30分のドラマなので、回転数が早いお芝居を意識しないといけないなと感じました。
――主人公・青井茜について
茜がなぜインフルエンサーになる必要があったかというと、彼女を取り巻く環境によると思うんです。茜は、一番愛してほしい人に愛してもらえなかった、だから自分を保つためにSNS上の他人から「すごいね」って言われないと自分の価値を感じなくなってしまっていたんだと思うんです。SNS上での他人が近くにいるのが茜にとって当たり前になっていて、その人たちに「すごいね」「特別だね」って言われることで自分を保っていて、自分の価値を見い出すためにSNSをやっているんだと感じました。
――見どころなど視聴者の方へメッセージ
本作は「“エグすぎる”考察型SNSサスペンスドラマ」がコンセプトですが、茜目線で考察し、誰が味方か裏切り者か探っていく作品です。茜と一緒に謎解きのように楽しんでいただけたらうれしいです! キャストもスタッフさんも頑張って撮影しているので、皆さんぜひ見てください!
プロデュース・宮崎暖(フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント
SNSにアップされた自分は本当の自分なのか? もし自分が記憶を失って、記憶を取り戻す手がかりがSNSのアカウントに残された写真や動画しかなかったら、果たして“元の自分=本当の自分”に戻ることはできるのか? そんな疑問を出発点とし、この物語が出来上がりました。
主人公には、ビジュアルの美しさと同時にはかなさも兼ね備え、本作が今年3本目のドラマとなる、飛ぶ鳥を落とす勢いの関水渚さんに演じていただきます! 記憶喪失のインフルエンサーという非常に難しい役どころに真摯(しんし)に向き合ってくださっているので早く皆様にご覧いただきたいです!
そして脚本は、人間のリアルな感情を描かせたら間違いなし、新進気鋭の劇作家、谷碧仁さん(劇団時間制作)にお願いいたしました。人間のエグみが丸出しでリアリティーあふれる世界の中で、関水さん演じる茜が、周囲の人間と自分のアカウントの嘘に翻弄(ほんろう)されながら記憶をたどり、そしてその真実に自分自身が追い込まれていく。“エグすぎる”考察型SNSサスペンス「#who am I」にぜひご注目ください!