草なぎ剛vs片平なぎさの演技対決がすごい!
美也に呼び出され、文哉が事件当日にかぶっていた帽子を買い取るように迫られた鴨井が承諾しようとしたとき、鷲津が現われた。その帽子も鷲津が仕掛けた“罠”の一つだったのだが、その後、鷲津の執務室に場所を移して核心に迫っていった。
事件当日、鶴巻から文哉のことを聞いた鴨井。「息子はもう成人もしている。自分とは別人格だと開き直ることもできるよ」と言われたが、「言えません、そんな、息子を切り捨てるようなこと」と答え、鶴巻が隠ぺいを図ったのだった。
その後に転落したのが鷲津の息子だと分かり、脳外科医を紹介する提案や可南子の就職先あっせんは「しょく罪のつもり」だったと頭を下げた。
しかし、鷲津は本心を見抜いていた。「しょく罪? そんなのうそだ。息子を守りたい? それも、うそ。あなたが守りたいのは総理を目指す自分だけ。自分が一番かわいい。だから傷一つつけたくない。だから息子の罪を隠した」。
鴨井はそれを認めるように開き直ってトップを目指していることを明かし、「息子を告発したいならどうぞ。彼ももう25。立派な大人。私とは別の人格ですから。こんなことぐらいで私は潰れない」と告げた。
草なぎが鬼気迫る演技を見せると同時に、片平は権力に取りつかれている様が表に出てくる変化を細やかに表現。2人が強いまなざしをぶつけあうシーンまで、一瞬たりとも目が離せない演技合戦を繰り広げた。
梨恵が「鴨井大臣は本物の政治家だと思ってた」とつぶやく場面があったが、優しくて強い鴨井には視聴者のファンも多かっただけに、この展開には大きな反響が。放送スタート以来続くTwitterの世界トレンド入りで、今回も1位を獲得した。
放送後、公式Twitterでは、本作が全11話であると明かし、「本当の『罠の戦争』はここから始まります」と投稿。まだまだ何かが起きる予感にゾクゾクする。
次回、3月6日(月)放送の第8話では、鴨井のバックにつく鶴巻との全面戦争が始まる。
※「草なぎ剛」のなぎは、弓へんに前の旧字体その下に刀が正式表記
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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