乃木坂46・鈴木絢音が3月10日に都内でおこなわれた書籍「言葉の海をさまよう」(発売中)の囲み取材会に登場した。
同作は、辞書への強い愛を持つ鈴木と辞書を作る人々との対談集で、辞書の編纂(さん)者、編集者、校正者、印刷会社、デザイナーなど、さまざまな人物と辞書について語り合っている。また、対談を通して改めて感じた辞書への愛を語るエッセイも収録。
愛する辞書がより好きになった
囲み取材に登場した鈴木は、「連載としてやらせていただいていたものが、こうして形に残ることがとても嬉しいですし、『最初で最後かもしれないな』って、喜びをかみ締めています」とにっこり。
また、「今回対談させていただいた方々が本当に辞書がお好きな方ばかりだったので、私なんかが『辞書を好き』と言っていいのか、自信を持っては言えなくなってしまったんですけど」と恐縮しながらも、「私は元々、辞書の中身が好きで魅力に引かれていったんですけど、この対談で印刷所の方といった外側を作るようなお仕事をされている方にもお話を伺って、カバーだったり、文字の配列といった細かいところの美しさを感じられるようになって、物としての辞書を好きになりました」と明かした。
卒業後の活動の予定は未定
さらに、丸10年にわたるグループ活動について「本当に楽しい10年だったなと思っています。私自身、1人でいることを寂しいって感じない“強い人間”だったんですけど、乃木坂46に入ってたくさんの方の優しさに触れて『1人ってこんなに寂しいんだな』っていうことに気付けて、ちょっとだけ人間らしく“弱く”なったなって思いながら、それだけたくさんの愛をもらった証拠だなって…」としみじみ振り返った。
そんな中、卒業後の活動について聞かれると、「まだ何も決めていないです。ちょっとだけお休みをして、その時に考えようかなと思っています」と打ち明けた。
◆取材・文=原田健