孤独な賞金稼ぎだったマンダロリアンのマンドーが、愛くるしいジェダイのグローグーと出会ったことで思わぬ冒険に身を投じていくドラマ「マンダロリアン」シーズン3の第3話が、3月15日に配信された。これまでのマンドーはグローグーをジェダイの元に返すための旅を続けてきたが、シーズン2のラストでグローグーと別れる際に彼が属するマンダロリアンの宗派の教義に反してマスクを脱いでしまったことから、シーズン3ではグループに戻るための儀式を行う旅をしていた。そして第3話では、母星マンダロアで償いの儀式を終えたマンドーが、手を貸してくれたボ＝カターンと共に母星を出ようとしたその時、帝国の残党に襲われ、窮地に陥る。(以下、ネタバレを含みます)
マンドーらが帝国の残党に襲撃される
新世代「スター・ウォーズ」の最高傑作と称される実写オリジナルドラマ「マンダロリアン」は、「スター・ウォーズ」シリーズをこよなく愛する製作陣が「ジョージ・ルーカスがもし今、続編を作るとしたら」という発想の下、丁寧に作り上げたシリーズ。2019年にシーズン1、2020年にシーズン2、そして最新作がディズニープラスで配信中だ。
惑星マンダロアを出るや否や、帝国の残党に襲われたマンドーとボ＝カターンは、ひとまず、マンドーのN-1スターファイターが置いてある惑星カレヴァラのボ＝カターンの城へ向かう。彼女の宇宙船から飛び降りてN-1スターファイターに乗り換えたマンドーは、さすがの戦闘テクニックで敵のタイ・インターセプターを攻撃。互いに協力し、あっという間に一機残らず撃破してしまった。宗派は異なるがマンダロリアンである2人の戦闘技術は確かなもの。しかし、ボ＝カターンの城を破壊するほど大量の残党が新たに現れ、マンドーとボ＝カターンはやむなくハイパースペースジャンプでカレヴァラを後にする。序盤から見応え十分の航空戦を見せてくれた。
グローグーの血液を研究していた科学者が社会復帰
舞台は、惑星コルサントへと移る。共和国、帝国時代共に首都惑星だったコルサントは、今もにぎやかだ。そこに姿を現したのは、シーズン1、2で帝国の将軍モフ・ギデオンの下でジェダイであるグローグーの血を採取し、クローン研究をしていた科学者のドクター・パーシングだった。人権派のモン・モスマらが属する新共和国政府は、帝国に加担した者も許す「恩赦計画」を実行し、ドクター・パーシングもその恩恵を受けた一人。再教育施設で更生プログラムを受け、社会復帰してきた。今後、彼は定期的に面接を受けながら恩赦住宅に暮らし、“平穏”な生活を送ることになる。
しかし、元々は病気の母親を助けるために「クローンと遺伝子工学に関する研究」を始めたドクター・パーシングは、今も研究が人のためになると信じていた。だが、前政権がクローン技術を権力に用いたことからコルサント協定で禁じられたため、クローン研究の続行は不可能に。それを面接官ドロイドから形式的に告げられたパーシングは、虚しさと研究への思いを募らせていく。そんな彼に同じ恩赦住宅に暮らす、“G68”ことギデオンの元通信士官イライア・ケインが耳打ちする。パーシングの現在の業務である“廃棄物処理作業”で扱っている帝国の戦艦のラボに、研究装置があるのでは？と。思いを断ち切れないパーシングは、元通信士官に誘われて指定区域外の廃船置き場駅へ向かう。
こうして、彼は必要機材を手に入れるが、それは罠だった。元通信士官は実は恩赦士官で、帝国の洗脳から脱していない者を摘発していたのだ。まんまと捕まったパーシングは、帝国時代にマインド操作を行っていた装置での治療を強制される。モン・カラマリ族の担当者は帝国時代と異なり低電力による治療で快適だと説明するが、処置室に一人残ったイライア・ケインが帝国時代のビスケットを食べながら、出力を最大にする。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-mandalorian
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発売日： 2023/01/25
