堂本光一が、ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」日本版初演で主演を務めることが明らかに。10月に東京・帝国劇場、2024年1月に福岡・博多座、1~2月に大阪・フェスティバルホールで上演される。このたび、レスリー・キーが撮影を手掛けたキービジュアルが公開された。
ジョニー・デップ主演の映画で話題の作品
ロアルド・ダールの原作小説「チョコレート工場の秘密」は、1964年の出版以来、児童文学として長らく世界的なベストセラーとなった同作品。
ウィリー・ウォンカの工場では、世界の子供たちに愛されるウォンカ・チョコレートが生産されていたが、その製作工程は秘密となっていた。ある日、ウォンカは、世界で売られるウォンカ・チョコレートのうち5枚だけ、ゴールデンチケットを入れることを宣言する。チケットを手に入れた子供は工場に招待され、そのうち1人にはすてきなご褒美がもらえるという。工場に招かれた5人の子供とその家族は、ウォンカの案内で、信じられないような驚くべき体験をする――。
1971年と2005年に二度の映画化を果たし、後者はティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の映画で、その独創的なビジュアルは高い評価を得た。
ミュージカルは、2013年6月から英ウェストエンド Theatre Royal,Drury Lane(ドルリー・レーン劇場)で初演。2013年12月にはウェストエンドの週間チケット売り上げ最高記録となる。以降2017年1月までロングラン上演。2014年ローレンス・オリヴィエ賞で衣装デザイン賞、照明デザイン賞を受賞。新作ミュージカル作品賞、ミュージカル主演男優賞、ミュージカル助演男優賞、装置デザイン賞、振付賞にノミネートされた。
2017年4月から、米ブロードウェイ Lunt Fontanne Theatre(ラント・フォンタン劇場)で改編上演され、その後全米ツアー、オーストラリア公演、他を経て、現在は全英とアイルランドをツアー上演中だ。
堂本光一「ナイツ・テイル -騎士物語-」以来の新作ミュージカル挑戦
そして、小説を原作にしたミュージカル版の日本版初演となる今作でウィリー・ウォンカ役を務める堂本。「SHOCK」シリーズで、ミュージカル単独主演記録1位を更新し続ける堂本にとって、2018年初演の「ナイツ・テイル -騎士物語-」以来5年ぶりの新作ミュージカル挑戦となる。
新たな表現で挑む日本版のクリエーティブスタッフは、帝劇作品初参加のメンバーがそろった。日本版翻訳・演出は、東京2020パラリンピック開会式の演出を手掛け、オリジナル・翻訳を問わず話題の演劇、ミュージカル作品を数多く手掛けるウォーリー木下が担当。
訳詞は、ジャンルを越えた数多くのヒット曲の作詞、近年はオリジナル・ミュージカル作品の作・作詞・楽曲プロデュースを手掛け、ミュージカル「シカゴ」「キンキー・ブーツ」などの訳詞を務めた森雪之丞が担当する。
振り付けは、日本のみならず世界のストリートダンスバトルにおいて数々のチャンピオンの座を長年に渡って獲得、堂本の楽曲でも数多くの振り付けを手掛けるYOSHIEと、実力派のJAZZダンサーであり近年ミュージカルの振り付けでも注目されてきた松田尚子が、帝劇での舞台作品に初進出する。
さらに、美術や衣装など本作のビジュアル面を統括するアートディレクションを新たに設定。日本のカワイイ文化を代表するアーティストとして世界的に評価され、個性豊かでカラフルな東京を作品で体現する増田セバスチャンが担当することになった。
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