4月30日(日)よりスタートする、岡田惠和脚本のオリジナルドラマ「日曜の夜ぐらいは...」(毎週日曜夜10:00-10:54※初回は夜10:00-11:04、テレビ朝日系)の制作発表会見が3月31日に都内にて行われ、主演の清野菜名、共演の岸井ゆきの、生見愛瑠、岡山天音、川村壱馬、和久井映見、宮本信子が登壇。役柄や演じた感想、撮影現場の雰囲気などを明かした。また、企画・プロデュースの清水一幸氏と、同番組のイラストを手掛けるヨシフクホノカも登壇。さらに、3月27日に誕生日を迎えた宮本のバースデーサプライズも行われた。
同作は、「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマに、3人の女性たちの友情を描くハートフルストーリー。主題歌はMrs. GREEN APPLEの新曲「ケセラセラ」に決定している。
それぞれの役柄について
冒頭、清野は「私の演じる岸田サチは、ある出来事をきっかけに大きく人生が変化していきます。この3カ月を通して視聴者の皆さんに楽しんでいただけるように精一杯頑張っていきますので、最後まで応援よろしくお願いいたします」と挨拶。
続けて岸井は「私の演じる野田翔子は、若い時はヤンキーで今は車を運転するのが好きで、タクシーの運転手をやっている役です。自分では面白いことを言っているつもりなんでしょうけど、大して面白くないみたいな、そういう役を演じています(笑)」と発言し、笑いを誘う。
樋口若葉役の生見は「若葉は田舎でおばあちゃんと二人暮らしで、ちくわぶ工場で働いている素直で真っすぐな役です。一生懸命演じますのでよろしくお願いします」と笑顔を見せた。
市川みね役の岡山は「(サチ、翔子、若葉の)三人が参加する推し活に僕も一緒に参加していて、そこからふとした時になぜかいるみたいな、絶妙な不思議なキャラクターなのですが、職業などはこれから明らかになっていくと思うので、これから楽しみつつ、この役を全うしたいなと思っております」と意気込みを明かした。
住田賢太役の川村は「賢太はカフェ・プロデューサーという職業なのですが、主人公・サチさんと出会い、そこから皆さんの閉じた心を開いていけるような役どころになっていると思います。皆さんの助けになれるようなキャラクターだと思っているので、作品を見てくださる皆さんがすてきな週末を迎えられるように、その作品の一つのピースになれるように頑張りたいと思います」と力強く宣言。
サチの母・岸田邦子役の和久井は「私は人生のある瞬間から車いすでの生活をすることになり、親一人・子一人、娘の力を借りながら生きるという人生を送っています。この先、物語がどう展開していくのかを楽しみに思いながら、撮影に臨んでいるところです」とコメント。
若葉の祖母・樋口富士子役の宮本は「脚本の岡田さんから『今まで宮本さんが一度も演じていない役を描きます』とおっしゃっていただきまして、本当に私としても難しい役で戸惑っておりましたが、撮影が始まりましたらスイッチが入ったといいますか、そういう部分が芝居の面白さだなと思っております。富士子という役名もとても気に入っております。富士山ですから。孫の若葉ちゃんと一緒に一生懸命撮影に臨んでいます」と挨拶した。
「三人でやれば暗いシーンの時もなんとなく明るく見える」
司会のヒロド歩美アナウンサーから「役柄を演じた感想」を問われると、清野は「サチは、過去に暗い出来事があって、そこから後ろ向きな性格になってしまったのですが、(岸井と生見)お二人と一緒に撮影をしていくうちに、自分が思っているより暗くならなかったなと感じて、それがびっくりでした。暗い中でもしっかり小さな幸せを見つけて踏ん張って生きている。その暗い中での明るい部分をちゃんとサチも持っていたなと撮影をしながら気付きました」とコメント。
岸井は「(台本の)文字で読むと結構暗い話だと感じましたが、本読みの時にこの三人でやれば暗いシーンの時もなんとなく明るく見えるのかなと思いました。翔子に関しては、初対面なのに割とグイグイいくタイプの役なので、演じていて面白いです。自分だったらできないなと思うことを役を通してできるので楽しく撮影させていただいています」と語った。
生見は「普段は田舎でおばあちゃんと二人で暮らしている女の子なので、(サチと翔子)二人に会って三人で撮影している時はリアルに楽しいというか、カットがかからずに少しアドリブが入るところもとても楽しくて、撮影をしていて楽しいなと毎回思っています」と満足気。
和久井は「撮影も一カ月くらい経っていますが、私が演じたシーンは基本的にサチと二人のシーンか一人のシーンで、今日初めて他の皆さんとご挨拶をするという、ある意味、孤独な時間をたくさん過ごしているのですが…」と苦笑い。
続けて、「娘に生き生きとしてほしい、娘に幸せでいてほしい、ずっと何か良い展開になっていくといいなと願いながら生きている人だと思います。今回の役は難しくて、『これで大丈夫なのか』と思いながら撮影をしているのですが、やっぱりそこにはみんなの抱えている何かの重さと同時に、明るい何かが必ず存在する瞬間があると思うので、今後を楽しみしながらサチとの日々を生きています」と語った。
宮本は「今、小さな子どももちょっと大きな子も、若者も年寄りも、なんかどこかでいっぱいいっぱいに生きている人がとても多いのではないかと思っていまして、そういう人たちに『大丈夫だよ』という応援ドラマのような気がいたします」とアピールした。