劇場版「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(4月28日[金]より公開)の完成披露試写会が4月11日、都内にて開催。俳優の鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、佐野勇斗、フォンチー、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子、SixTONESのジェシー、松木彩監督が出席し、撮影の過酷さを振り返った。
2021年7月から放送されたドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(TBS系)が映画化。オペ室を搭載した大型車両・ERカーで事故や災害の現場に駆け付け、自身の危険を顧みずに患者のために戦う医療チーム「TOKYO MER」の姿が描かれている。劇場版では、横浜のランドマークタワーや赤レンガ倉庫などを舞台に「TOKYO MER」のメンバーや、新たなライバル組織「YOKOHAMA MER」の活躍を描く。
大歓声に迎えられて「グッときました」
大歓声に迎えられた鈴木は「なんかグッときました。本当にドラマの時から大変で、ここにみんなで立てていることに感動しております」としみじみ。続けて「冬木先生役の小手(伸也)さんだけいませんが…。あの人はなんでこういう時にいないんだろう(笑)」と言い、笑わせていた。
撮影現場は極めて過酷だったとのことで、菜々緒は「『続編やりたくないな』と思ったくらい本当にきつかったです」と心境を吐露。これに鈴木は「気持ちはわかる！」と共感し、中条と賀来も首を縦に振っていた。
菜々緒の告白を聞いた賀来が「鈴木亮平という男が走り出したら止まらないんです」と口にすると、菜々緒は「鈴木さんがオペシーンも自分でやるって言い出しっちゃったもんだから、私たちも自分たちでやらないといけなくなちゃった…」とクレーム。
これに中条も「だから、私は直前までリアルな心臓のオペ動画を見ないといけなくなっちゃった…」と続き、さらに賀来も「普通の医療ドラマって、手は別の人がやるんですよ！ あと、人のせりふ増やすのやめてもらっていいですか！」と畳み掛け、会場の笑いを誘った。
オペシーンの手元を演じるのは「当然だと思っていた」
オペシーンの手元を演じることについて鈴木は「僕は当然だと思っていましたけどね。監督と僕の間では『ですよね』って感じでした」と話すと、松木監督は「はい。『できたらいいな』と思っていたら本当にやってくださいました」と頷いた。
菜々緒は「私たちが(オペシーンの)手元も全部やっていますから！ そこにも注目して映画をご覧ください！」と呼び掛けていた。
◆取材・文＝大野代樹
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