画面から自分の歌が流れてくるときは、胸の鼓動がほかの人にも聞こえるんじゃないかというくらい、ものすごくドキドキしていました
柔らかで愁いや慈しみを感じさせる歌声が魅力のシンガー・ソングライターUru。これまで、映画「罪の声」やドラマ「テセウスの船」(TBS系)など、数多くのヒット作の主題歌を手掛け、作品に彩りと深みを与えてきた。
最新シングル「心得」は、ドラマ「風間公親-教場0-」(フジテレビ系)のために書き下ろしたものだ。SPドラマ“教場シリーズ”は警察学校を舞台に、木村拓哉が主人公の教官・風間公親を演じる人気作。風間の刑事時代を描く今作がフジテレビ“月9”で連続ドラマ化されるとアナウンスされるやいなや、放送前から大いに話題を集めていた。また、完成披露会見で木村自身の口から主題歌が初めて作られることが明かされ、「耳にしたとき、ここにいる全員の顔が浮かんで目頭が熱くなった」とコメント。その会見では誰が担当し、どんな楽曲なのかは一切触れられなかったため、SNS等で主題歌への期待を込めた憶測が飛び交い、大いに盛り上がった。そうしたバズをUru自身は密かに目にしながら、大変恐縮したと振り返る。
「会見の席で、木村拓哉さんが主題歌について触れてくださったことで、SNS上でドラマ主題歌に対する期待や想像をたくさん投稿しているのを目にしました。中には、これまで木村さんが主演したドラマの主題歌を担当したことがある、そうそうたるアーティストの方の名前も挙がっていて…。恐縮するような、申し訳ないような気持ちになりました。
ドラマの初回放送は、『心得』にとっての初お披露目でもあったので、マネージャーさんとリアルタイムでやり取りをしながら、かたずをのんでドラマを見ていました。画面から自分の歌が流れてくるときは、胸の鼓動がほかの人にも聞こえるんじゃないかというくらい、ものすごくドキドキしていました」
これまでにも数々の大型タイアップソングに取り組んできたUruだが、今回はことさらだったようだ。フジテレビ“月9”の主題歌を初めて担当するということもそうだが、彼女が生まれて初めて鑑賞したコンサートはSMAPだったという。それから何年もの歳月を経て、木村が主演するドラマの主題歌を担当するとは、運命もなかなかに粋な計らいをするものだ。
「コンサートを初めて観たときは、大きな会場だったこともあり木村さんの姿は爪の先ほどでしたが(笑)、それでもすごくキラキラして輝いて見えました。憧れの存在で、自分にとっては遠い世界のようにも感じていましたが、今回、ドラマの主題歌を作らせていただけることになり、信じられないような不思議な気持ちになりました。
『教場』はもともと好きで、楽しみに拝見していたドラマでもあったので、私のようにドラマのファンが聴いて納得できる主題歌を作らなければと思い、背筋がすっと伸びる思いがしました」
※6/7(水)には両曲を収録したシングルCD
をリリース。ドラマ盤、アニメ盤の2タイプのジャケットで発売
収録曲●心得/紙一重/それを愛と呼ぶなら-From THE FIRST TAKE/振り子-From THE FIRST TAKE/心得 -instrumental-/紙一重-instrumental-
(ドラマ盤2500円(税込み)【CD+BD】 特別BOX仕様)
収録曲●紙一重/心得/それを愛と呼ぶなら-From THE FIRST TAKE/振り子-From THE FIRST TAKE/心得 -instrumental-/紙一重-instrumental-
(アニメ盤 2000円(税込み)【CD+BD】 デジパック特別仕様)
Uru 公式HP
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