長尾はアイドルグループ・なにわ男子のメンバーとして2021年にCDデビュー。ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(2019年、日本テレビ系)以降、グループとしてではなく単独でのドラマ・映画出演で俳優業にもチャレンジし、活動の幅を広げている。
昨年は、Amazon prime Video配信の主演作「HOMESTAY」で若手実力派女優の山田杏奈、八木莉可子と共演。今年も放送中のドラマ「王様に捧ぐ薬指」(TBS系)に主人公・綾華(橋本環奈)の弟役で出演するほか、Paraviオリジナルのスピンオフ作品「女王様に捧ぐ薬指」(配信中)では主演を任された。また、5月26日(金)公開の映画「岸辺露伴 ルーブルへ行く」では、高橋一生演じる主人公・岸田露伴の青年時代を演じている。
長尾謙杜“源三郎”に視聴者からも感動の声
「どうする家康」第16回では、家康に「すまぬが甲斐に行ってはくれぬか」と頼まれ、キラキラした笑顔で「喜んで行ってまいります!」と人質役を引き受ける場面、甲斐で武士たちにイジメ抜かれ、激しい鍛錬を受ける過酷な場面…と、運命に翻弄(ほんろう)される源三郎を熱演。救い出され、弱り切った体で悔し涙を流しながら家康に「彼らはバケモノでございます。甲斐の侍と戦って勝てる者などおりません…」と甲斐の内情を伝える場面まで、源三郎の置かれた過酷な状況を体現した。
「どうする家康」出演発表時には「大河ドラマに出演することが僕の中で一つの夢、自分が描く道、という思いで頑張っていたので、それを実現できて本当に嬉しいです」と打ち明けていた長尾。初めての務めをしっかりと果たしたその姿に視聴者からも「儚い表情が良かった」「源三郎がかわいそうで涙が出た…」と多くの声が寄せられ、今回も「#どうする家康」がTwitterのトレンド1位に浮上した。
5月7日放送の「三方ヶ原合戦」では、いよいよ家康と信玄の戦いが描かれる。徳川の拠点を次々と制圧しつつ進軍する信玄。家康は、信長(岡田准一)の本軍が到着するまで浜松城に籠城すると決めるが、武田本軍はなんと浜松城を素通りし、西へ向かおうとする。打って出るか、籠城か――家康は究極の選択を迫られる。