日本テレビ・福井雄太プロデューサーコメント
見ていただきたい。とにもかくにも少しばかりでも見ていただきたい。制作の過程が進むに連れて、その想いが膨らみ、強くなっていく。そんな作品です。
僕自身、「学校のカイダン」、「3年A組」に続き人生3作目の学園ドラマとなります。学園ドラマの素敵な所は学校という小さ「社会」を舞台にし、高校生という若き役柄を題材にすることで、より濃密に、よりストレートに、今の時代に思いを届ける作品を描けることだと思っております。今作も、今この時を共に生きる人に、そして自分自身に、聞いてもらいたい心根がたくさん詰まっています。
今回主演を務める松岡茉優さん、そして生徒役を演じてくださる芦田愛菜さん。御二人とは共に約10年の時を経て再び作品を通して再会を果たした俳優さん方々でございます。
御二人に共通して感じていることは、「誰かの心の奥に言葉を届けてくださる役者さん」ということです。その松岡さんと芦田さんとモノ作りをさせていただく日々を願ったことで、自分自身に今届けたい物があるのだと、このドラマ作りの目的が明確になりました。
あの時、あの瞬間、言いたかったこと、やりたかったこと、教えて欲しかった言葉、巡り会いたかった人。その全てをこのドラマに詰め込み、この時代に一番「見たいモノ」を届けられればと思っております。
閉じこもる日々が続いた私達の時代に、少しでも心地よい風穴を感じてくださればうれしいです。ぜひ、楽しみにご覧ください。