
関ジャニ∞・横山裕が主演を務める「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の最終話が6月10日(土)に放送される。
「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」とはどんな物語?
同ドラマは、横山演じる売れない漫画家・狩野進と、狩野の隣に一人で暮らす訳ありの少年・さとうコタロー(川原瑛都)が織り成すハートフル・コメディーの続編。原作は津村マミ氏。
放送のたびにトレンド入りするなど、大きな反響を呼んでいる同ドラマ。6月3日放送の第8話では、狩野がコタローを抱き締めるラストシーンに多くの視聴者から「涙した」「涙腺崩壊」「ティッシュが足りません」という声が寄せられていた。
本日迎える最終話に先駆け、番組プロデューサー・都築歩氏にインタビューを実施。続編で感じた座長・横山裕の変化や最終話について熱く語ってもらった。

原作者・津村マミ氏の前向きな言葉で続編が実現
――続編を作ろうと思ったきっかけや2年ぶりの続編の手応えは?
前作が終わったタイミングでは、まだ原作のエピソードの半分も映像化することができていませんでした。コタローくんの一人暮らしは続いていくという形ではあったものの、30分×10話では、全てのエピソードを拾い切ることができなかったんです。
2022年の4月頃、川原瑛都くんと「未来への10カウント」(2022年、テレビ朝日系)で再会しまして、「あれ?まだ幼さが残っているな」と気付き、「続編ができるかもしれない」と思ったんです。
その後、すぐに原作サイドに、「(コタローを)小学生の設定にしてもいいでしょうか?」と相談したところ、津村(マミ)先生から「設定を変えてでもいいから、前回のキャストの皆さまに続投していただきたいです」と前向きな言葉をいただきました。
先生がOKを出してくださるのなら、「続編はあり得る」「続編を作ろう!」と思ったことで、今回の続編が実現しました。
――前作と今作の違いを教えてください。
続編が決まってすぐ、原作サイドの皆さんとお話をしたタイミングで「実は原作の漫画もまもなく最終回なんです」と聞いたんです。「え!?」と驚きはしたものの、原作が最終回を迎える時にドラマが放送できるなんて運命的なタイミングだなと思いました。
“終わり”に向けて心(しん)を食ったお話になっていくので、今作はドラマチックな仕上がりになるよう、意識して作っています。
視聴者の皆さまの「パワーアップした」「見ごたえがある」「毎回泣いている」という声が回を重ねるごとに増えていき、それがすごく励みになりました。
横山さんご自身も、われわれ同様、前回よりも反響が大きいことを実感されていました。
――今回で「コタロー」を終わらせるということを知った上で、出演者の皆さんはお芝居をされていたのですか?
台本自体もほとんどの話数が出来上がっている状態で撮影をしているので、最後であるということは皆さんも知っている状態でした。実は、ドラマの最終回放送の前日である6月9日に、連載誌(ビックコミックスペリオール[小学館])で原作の最終回が掲載されるんです。
最終回はドラマと原作、どちらが先にできていたかという話なのですが、私たちはずっと津村先生の取材をさせていただいてきました。「(ドラマでは)こうしようと思うのですがどう思いますか?」「先生、最後どうしますか?」という連絡を取り合って、ドラマを作っていました。
原作は原作の着地点、ドラマはドラマなりの着地点という形で最終回を迎え、方向性ではお互い尊重し合った形で終わっていると思います。
――尊重し合っているのですね。
狩野とコタローの泣きのシーン(ドラマでは第8話のラスト)の掲載誌が発売された日も、すぐさまスタッフや横山さんに「読みますか?どうしますか?」と連絡しました。
泣き芝居の前日か前々日だったかと思うのですが、横山さんもスタッフも「読むと原作に引っ張られてしまうかもしれないけど読む」という選択をしていました。原作を大事にしながら、ドラマならではのオリジナルを生み出すことを大切に作っています。

毎週土曜夜11:00-11:30
テレビ朝日系
■「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」公式インスタグラム
https://www.instagram.com/oshidora_ex/
■「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」公式Twitter
https://twitter.com/oshidoraEX
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