同ドラマを駆け抜けた座長・横山裕のエピソードが明らかに
――横山さんから制作サイドに提案したことや制作サイドが横山さんに求めたことは?
久しぶりに横山さんと再会した時に、続編はやる意味があり、やるべきだと思っているというふうに伝えました。テイストは一緒だが、別れのシーンなどもあり、前回に比べて全体的にちょっと重くなるので、もっとドラマっぽくしたいと伝えると、横山さんは「そうなんですね。分かりました。意識してお芝居するようにしてみます」と言ってくださいました。
横山さんのお芝居は朝ドラを経験されたこともあるかと思いますが、すごく細やかだなと思いました。絶妙なお芝居をされているんです。山本舞香さんや松島聡さん、百田夏菜子さんらキャストの皆さんもこの2年間でさまざまな経験をされてきて、とても素晴らしい歳の重ね方をした上で今回集結していただいたので、キャラクターにもその深みが反映されていると思います。
――横山さんの印象的なエピソードがあれば教えてください。
横山さんは8話の台本を読んだ際に泣いたとおっしゃっていました。8話では、狩野がコタローに「母親には二度と会えないだから子どもらしく受け止めろ」というシーンがあるのですが、横山さんは「(そのシーンを)撮影をするのが楽しみであり、怖い、プレッシャー」だと言っていました。
実際にそのシーンが終わった後に、べース(映像を確認する所)の方にいらっしゃって、「どうでしたか?」とスタッフのみんなに聞いて、みんながよかったですと伝えると、「みんながそういうんやったらよかったわー!僕の中では今日が(クランク)アップです(笑)」と笑っていました。
――前作と今作での横山さんに感じた変化は?
現場の横山さんはいつも穏やか。怒るのを一度も見たことがないです。優しい座長というスタンスは前作から全く変わらなかったです。
でも、監督や制作陣と話す時間はすごく増えました。「どう思いますか?」「俺はこう思うんですけど…」と作品のことを前向きに考えてくださいました。
続編というと、うまくいく作品はもちろんあるのですが、横山さんの中では「続編はうまくいかない」というイメージがあったようで、最初は少し不安を感じていたようでした。
でも、多くの方からの反響があり、スタッフやキャストのモチベーションが上がるのを目の当たりにしたことで、横山さん自身も毎日モチベーションを上げて、撮影に臨んでくれました。横山さんにとってもわれわれにとっても濃い2カ月間でした。
――そのシーンでの川原さんの様子はいかかでしたか?
瑛都くんは、普段は、どこからどこまでやりますか?などと大人顔負けの発言をするのですが、コタローとして初めて泣くシーンの撮影となるので、集中しているのかおとなしかったですね(笑)。
いつもであれば撮影開始直前までキャストさんと遊んでもらっているのですが、その日は気持ちを作っていました。
毎週土曜夜11:00-11:30
テレビ朝日系
■「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」公式インスタグラム
https://www.instagram.com/oshidora_ex/
■「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」公式Twitter
https://twitter.com/oshidoraEX
◆ジャニーズ出演番組一覧はこちら◆
▼2023年4月期の春ドラマ一覧はこちら▼
ハピネット・ピクチャーズ