人気オーディション番組に出演していた４人による新グループ「TOZ」が、9月23日に東京・豊洲でデビューショーケース「TOZ Japan Debut Showcase＜FLARE＞」を開催。ライブや企画など盛りだくさんのステージで、会場に詰め掛けた満員のファンを魅了した。
TOZがパフォーマンス初披露
同グループは、グローバルボーイズグループデビュープロジェクト「BOYS PLANET」に出演し存在感を表していた日本人練習生のアントニー、タクト、ハルト、ユウトの4人で結成されたボーイズグループ。全員日本人で構成されているにもかかわらず、「BOYS PLANET」での流暢な韓国語と堂々とした舞台パフォーマンスが注目を集めており、このほどYYエンターテインメントと専属契約を締結し、デビューとなった。
目標としていた秋デビューの始まりを知らせる今回のイベントでは、「BOYS PLANET」の楽曲「Here I Am」からスタート。観客も一緒に盛り上がりながら、4人の初披露となるパフォーマンスに会場のファンは酔いしれた。
続く、トークコーナーでは、「こんにちは～。TOZです」と首を横に傾けてかわいらしくあいさつ。
ユウト「皆さんこんにちは、ユウトです。ステージの上ではカリスマあふれるピュアアイドル、普段は少年美いっぱい。皆さんを引き付ける僕だけの魅力をお見せします。楽しみにしてください！」
タクト「TOZのビタミン。そして、僕らを愛してくれる皆さんのビタミンになりたいタクトです」
アントニー「TOZのリーダー、アントニーです。TOZの強みをさらに高めるようなリアルな姿をいっぱいお見せするので、たくさん愛してください」
ハルト「アメリカンヤンチャボーイ、ハルトです。内からあふれるエネルギーで皆さんを僕の沼の底へ深く引きずり込みたいと思います！」
個性豊かな自己紹介で各々アピールし、フォトタイムを経て、４人が初となるイベントに向けた意気込みも告白。
ユウト「僕たちTOZ4人は、今日のこのショーケースのために一生懸命準備を重ねてきました。その努力を皆さんにお見せして、TOZの新たな始まりを知らせられるショーケースにできるように頑張りたいと思います！」
タクト「緊張して…。今日僕はTOZとして初めて皆さんとお会いするんですけど、僕らの(BOYS PLANETでの)放送ではお見せできなかった４人の魅力をぜひ楽しんでいってください」
アントニー「忙しい中わざわざ来てくださり、本当にありがとうございます。今日皆さんにお会いすることができて本当にうれしいですし、今日まで準備してきたものを全部全力でお見せするので、覚悟しとけよー」
ハルト「僕のことを『BOYS PLANET』を通じて知ってくださった方が多いと思うんですけど、テレビや写真より実物の方が100倍かわいくて、カッコ良くて、オーラがあることを今日は証明しようと思います！ 一緒に楽しい時間を過ごしてください」
ライブパートでは、「Peach Peach」でかわいらしさ満点の甘々な一面で観客を魅了した後、「DUNK」でカッコよくキレのあるダンスとクールな表情でパフォーマンス。対極のステージングでTOZの幅の広さを見せた。
デビューアルバムへの想い
９月27日(水)の正午に発売されるデビューアルバム『FLARE』について、アントニーが「TOZをとてもよく表現したアルバムになっていると思います。一つのコンセプトに閉じ込められることなく、多様なコンセプトやストーリーを通じて、TOZ全員が追求する音楽が込められています。多くの方々の助けがあったおかげで出来たすばらしいアルバムなので、僕らもその分もっともっと成長して頑張ってやっていきたいと思います」とにっこり。
さらに、メンバーそれぞれが収録曲を解説。タイトル曲の「Magic Hour」についてはハルトが「『Magic Hour』とは、空の色が温かい金色に変わる黄昏た時間帯のことなんですけど、これから共に一緒に歩むTOZとファンの皆さんの輝いていく日々をイメージした曲になっています」とコメントし、「CHIPS」についてはユウトが「この曲は恋に落ちた10代の少年のかわいらしい恋心を歌った曲となっています」と解説。「DUNK」についてはアントニーが「限界を突破するっていうTOZの抱負と熱気をそのまま感じられる曲で、強烈に刺さるTOZの自信感を感じてください！」。
「Happily ever after」についてはハルトが「僕たちが愛する、そして僕たちを愛してくださる皆さんの幸せを願う曲となっています。僕たちだけのハッピーエンドで、これからの美しい日々を一緒に描いていきましょう」とアピールし、「Peach Peach」についてはタクトが「弾むようなメロディーに、茶目っ気たっぷりの歌詞になっています。たくさん愛してください！」と笑顔で語った。
トークコーナーでは感極まり涙する姿も…！
来場したファンの質問にメンバーが答える「TOZ‘s FLARE」では、「この４人でTOZのデビューが決まった時、どんなグループになると思いましたか？」という質問に、タクトが「みんないろんな言語をしゃべれるし、グローバルに強いグループになるのかなと思った」と返答。ハルトはオーストラリアから来たファンと英語で掛け合い、そしてアントニーが会場に来ていた母親にフィリピンの言葉で感謝を伝える一幕も。感極まり涙ぐみながら「頑張って恩返しするから待っていて」と言うアントニーに、メンバーもファンももらい泣きしていた。
その後、アルバムのタイトル曲「Magic Hour」をパフォーマンス。涼しいシグネチャーエレキギターサウンドが目立つポップベースのダンス曲に、観客もノリノリ。撮影OKということで、楽しみながら記念すべき４人の初舞台をスマホに保存していた。
最後は観客と共に全員で記念撮影を行い、メンバーがそれぞれファンにあいさつ。
ハルト「今回パフォーマンスしながら皆さんの笑顔を見ることができてこっちまで幸せになれて、本当にアイドルを目指して良かったなと思える一日でした。頑張って良かったなって思います(泣)。これからも引き続き末永くよろしくお願いします。あきらめなくて良かったって思えます！ 大好きです」
タクト「デビューショーケースまで本当に一瞬だった……(泣)。僕も頑張るので、皆さんも一緒に頑張りましょう。応援よろしくお願いします！」
アントニー「今まで自分が目指してきたアイドルというものに、今日実際終わってみて実感することができて感動しかないし、何よりもファンのみんなとお母さんに見せることができて心の底から感謝ですし、『今までありがとう』と伝えたいです。自分を信じてここまで来てくださってありがとうございました。これからも頑張りますので、TOZをどうぞ見守ってください」。
ユウト「今日来てくださって本当にありがとうございました。あっという間に過ぎてしまって…。僕が長い間夢見てきた大きなステージで大勢の人たちの前でパフォーマンスするっていう夢がかなう瞬間を、こうして皆さんと迎えられることができて本当に幸せでした。僕たち今日をスタートに、TOZ４人、これからもっと頑張っていくので、皆さんも一緒に歩んでくださったらと思います」。
加えて、10月29日(日)に大阪・オリックス劇場、11月５日(日)に東京・LINE CUBE SHIBUYAでファンミーティングを開催することを発表して、イベントを締めくくった。
「BOYS PLANET」での姿を超えた４人組完全体としての圧巻のパフォーマンス、そして彼らならではの仲の良さが垣間見える微笑ましい掛け合いを披露し、エンターテインメント界への第一歩を踏み出した。
取材・文／原田健
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