湯川班の最若手・月村の苦労
1日署長イベントの開催にすら、予算の無駄ではと懐疑的な円。無駄な残業にも厳しい目を向ける彼女は、この日も傷害犯を捕まえに出た湯川と月村の帰りが遅いことに苛立っていた。
しかし帰ってきた湯川と月村は、ともにボロボロのドロドロ。ワイシャツに土汚れだけではなく、髪にまで葉っぱを乗せた姿で署に帰ってきたのだ。しかしその姿を見ても円は通常運転。「今までどこほっつき歩いてたんですか」と声を掛ける。
月村が「栃木の山奥…」と溜息交じりに告げると、さすがに円からも驚きの声が。「ここから100km以上も離れてるじゃないですか！」と呆気に取られる円に、「もう大変だったよ！高速で追跡して市街地を追いかけっこして、獣道をかき分けて山を登って…！」と月村が怒り心頭の表情で連行している犯人をにらみつけた。途中で怒りがあふれたのか、身振り手振りも加える始末。
その後円から1日署長イベントが中止になったと聞いた湯川が、怒りに任せて「さっきの傷害犯、釈放しろ！」「仕事なんかしてられるか！」と命令する。ストライキも辞さないほど、警察署長イベントを楽しみにしていたようだ。だが月村がおとなしく犯人を連れてきた頃には気が変わっていたらしく、「おい月村なにやってんだよ」「取調室に戻せ！」と大喝が返ってきた。これにはさすがの月村も、「なんなんですかいったい！」とちょっと声を荒げる。
まだまだ月村の気苦労は終わらない。地下アイドルのライブ会場で発生した現金強奪犯を追うなか、円が見事な機転で犯人を捕まえることに成功。犯人が強力なスタンガンを凶器としていることを知り、あらかじめ通販で買った絶縁シャツをスーツの下に着ていたのだ。
驚くメンバーに性能を自慢したいのか、ルンルンで「これすごいんで。見ててください！」と肩口を指し示す円。そのときにスタンガンを持っていた月村は「けど危なくない？大丈夫？」とオドオドしつつ、笑顔で迫る円に根負けして「いくよ？いくよ？」とスタンガンを当てる。
しかしさすがの不幸体質というべきか、スタンガンを打つ直前に響いた須賀の声に円が反応。少し振り向いた拍子に、肩口を指していた手がスタンガンに当たってしまう。絶縁シャツの効果も、さすがに素肌へ直接スタンガンを食らってしまえば関係ない。卒倒する円に、「うわああああ!!はじめさあああん!!」と大慌てで駆け寄るのだった。
いろいろな場面で被害を被る月村に、視聴者からは「振り回される月村くん、かわいそうでかわいい」「月村くんのやる時はやる感じ好き。平時はイジられまくってるけど(笑)」「表情が良く動くから、苦労かけられる後輩の演技が似合いすぎる…」と反響が集まっていた。
