GACKT&二階堂ふみ、続投オファーに「やめましょうと伝えた」
「2作目もキャスト続投のオファーがあった際のお気持ちは?」という質問には、GACKTが「やめましょうと伝えました」とのストレートな言葉で笑いを起こし会場を盛り上げた。同じ質問を振られた二階堂も「やめましょうと」と同じ回答で仲の良さを垣間見せた。そしてモモコの「大阪人はいじられたことがおいしいと思ってるんでみんな喜んで喜んで何回も観に行ってくれると信じてます」という大阪人への愛溢れるコメントでは拍手が巻き起こった。
「大阪の方からどんなリアクションが返ってくると思いますか?」という質問にGACKTは「不安で仕方ないです」と吐露し、「撮影の前からずっと言ってたんですけど、大阪の人達を敵に回すと怖いよ」と悪者として描かれる大阪の反応が気になる様子。二階堂は「前作がヒットした分今作は羽振りがよくなっているので、その分愛之助さんやモモコさんという豪華な方々に出ていただけて、さらに派手な大阪の人も大好きな感じになってるんじゃないかという期待もあります」と語った。
藤原紀香との夫婦共演について問われた片岡は、「めちゃくちゃ仲悪い夫婦という設定だったので楽しかったです」という一言で会場を盛り上げた。また、「関西弁での演技を振り返っていかがでしたか?」という質問にはGACKTが、「自分の思う関西弁のイメージが表に出るというシーンだったのですが、僕のイメージはミナミの帝王でした」とコメントすると客席からはどよめきが。GACKTは続けて「ふみちゃんのイメージは横山やすし」と暴露し、二階堂は少し慌てながらも「大阪といえばやっさんでしょ!」と横山やすしへの愛を力説すると、客席からは温かい笑いが起こった。
そして片岡が、GACKTの顔を舐めるという衝撃的なシーンが、実は台本に無くGACKTからの発案だったことをバラすと、GACKTも「舐めてもらえますか」「舐めていいんですか」「遠慮なくいっちゃってください」「それではいかせていただきます」という丁寧なやり取りがあった事を明かした。
GACKT「見に来る方の笑い声も含めて完成する作品」
「続編を作るならどこが舞台だと思いますか?」という質問には二階堂が「うかつに言えないです…」と神妙にコメント。GACKTも「盛り上がってるスタッフは3作目も…なんて言ってますが僕は全力で阻止します」と変わらない強固な姿勢を示した。
「この作品の伝えたいテーマは?」という質問にはGACKTは「世の中がピリピリしてるじゃないですか。くだらないっていう一言で笑ってすませられることっていっぱいあると思うんですよね。観る方が実際にくだらないって笑って共有できる懐の深さ、大きさがあるとこの国はもっといい国になる」とこの作品に希望を託した。二階堂も「描き方はバカバカしくくだらないんですが、争いとか分断とかが引いてみたらこれくらい滑稽なんだなと、お互いをいいところも悪いところも受け入れあって面白くエンタメとして見られる作品なんじゃないかなと思います」とコメントを残した。
イベントの最後では、モモコが「ほんとに映画館で見てほしいと思います。何もかも忘れて笑える日を作ってください」と暖かいメッセージを伝え、片岡が「エンドロールまで名前を確認してください。こんな人出てんの!わかんなかったなという人はもう一度ぜひ見てください!」と力強く想いを語った。
そして、二階堂が「どんどん関西で盛り上げてください!」と呼びかけ、GACKTが「この作品は僕らだけでは完成していなくて、見に来る方の笑い声も含めてそこで初めて完成する作品だと思うので、実際に劇場に足を運んでいただいて、全く知らない人たちと笑いや感動を共有していただいて、それぞれのその場にしかない空気を作っていただけたらうれしいです」とコメントして、キャストそれぞれのあいさつは終了。最後は通天閣をバックにフォトセッションを行い、「日本大阪化計画」プレミアイベントは幕を閉じた。