互いの印象は「真っすぐで真面目な方」「明るくてエネルギーを持っている」
――第1話の撮影エピソードを教えてください。
久住:第1話でまい子の元カレとのシーンがあるのですが、それが学生時代なんです。私は今31歳なのですが、学生服を着まして…(笑)。回想シーンで学生を演じたというのが印象に残っています。
佐藤:台本をいただいたときに、原作のまい子と鍵谷のシーンがそのまま反映されていることがうれしかったです。僕の中でこのシーンを演じることができるのがすごくうれしかったので、二人の距離感は監督と現場で話し合いながら丁寧に撮影しています。
――お二人は初共演ですがお互いの印象はいかがですか?
久住:これまでの作品も拝見していたので、明るい方なのかなと思っていたのですが、役に対してすごく真っすぐで真面目な方で、私も見習わないといけないなと思い、刺激を受けています。
そして、たくさんの映画やドラマをやっていらっしゃるからか“演技に慣れているな”と思いながら見ています(笑)。私は初めてのシーンもたくさんあるので、引っ張っていっていただいているなと思います。
佐藤:ありがとうございます(笑)。印象としてはとにかく明るくて、エネルギーを持っている方だなと思います。それに年下ながらに“すごく根性があるな!”と思いました。表の世界で長きにわたって活動する上でそういった要素も必要なんだなと感じました。
まい子さんは一見どこにでもいるような女性だと思うのですが、そういう人ほど人には言えない悩みを抱えているがゆえの、ふとした瞬間の闇があって。細かな部分も意識して演じられているんだなと思いました。
――共演してみて印象は変わりましたか?
久住:共演する前は若くて、フレッシュで、元気な感じかなと思っていたのですが、実際にお会いしたらすごく大人で。私より精神的にしっかりしていて、真面目な方だなという印象です。
佐藤:そんなことないですよ(笑)。久住さんは、テレビで見ていたときの印象と、実際にお話してみての印象に全くギャップがなくて、本当に裏表のない方だなと思いました。
――他の共演者とのエピソードはありますか?
久住:上司役で酒井若菜さんが出演しているのですが、女優としてすごく大先輩なので、役作りやせりふ覚えのコツなどをお聞きしているのですが、いつも気さくにいろいろ教えてくださって…仲良くしていただいています。
佐藤:僕は久住さん以外とのシーンがほぼなくて…。回想シーンでは他の方とのシーンもあるのですが、ちょっと寂しかったですね(笑)。