阿部サダヲ主演の金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第3話「可愛いって言っちゃダメですか?」が2月9日に放送された。同作は、昭和のおじさんがコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく、完全オリジナルの意識低い系タイムスリップコメディー。第3話、1986年(昭和)では娘・純子(河合優実)がバラエティーに出演し、2024年(令和)では渚(仲里依紗)が番組のスキャンダルに巻き込まれる。(以下、ネタバレを含みます)
宮藤官九郎の脚本によるオリジナル・コメディー作品
脚本は宮藤官九郎が務め、プロデューサーは磯山晶氏が担当。「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)、「木更津キャッツアイ」(2002年)、「タイガー&ドラゴン」(2005年、全てTBS系)でタッグを組んできた2人が、令和で新たな作品を生み出す。
同ドラマには、突如1986年から2024年へタイムスリップし、令和では考えられない“不適切”な言動を繰り返す小川市郎役で阿部、バラエティー番組のアシスタントプロデューサーとして働くシングルマザー・犬島渚役で仲が出演。
とあるアイドルに心酔するあまり、その身なり言動すべてを完コピする男“ムッチ先輩”こと秋津睦実を磯村勇斗、市郎と逆で、2024年から1986年に息子と共にタイムスリップする社会学者の向坂サカエを吉田羊、そして、市郎の一人娘・小川純子を河合、サカエの息子・向坂キヨシを坂元愛登が演じる他、袴田吉彦、山本耕史ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。
バラエティー番組に純子が出場
今回は、昭和と令和のテレビ番組絡みのエピソードが展開。前回、令和にいた市郎が喫茶店の看板によじ登って、そこから転落したことで昭和に帰還したところで終わっていたが、何度も行き来しているからか、何事もなかったかのように昭和の自宅に帰ってきた。
バスタオルを巻いただけの姿の純子に市郎が「なんて格好してんだ、このメスゴリラ!」と注意するが、サカエの話を聞いて死んだんじゃないかと思ったりしていたから、「あぁあ、めんどくせーのが帰ってきちゃったよ」と言いながらも純子はどこかうれしそう。純子が「焼きうどん食べる?」と聞けば、「食べる。目玉焼きも。半熟だぞぉ」と市郎もうれしそうに答えるやりとりがほほ笑ましい。
そんな昭和で、ズッキー(秋山竜次)司会のバラエティー番組「早く寝ナイト チョメチョメしちゃうぞ」の挑戦者当選のお知らせを純子の友人たちが持ってきた。“3人1組の3チームで、体を張ったチョメチョメなクイズに挑戦する”というコーナーに、純子らが出ることとなった。未成年者は保護者同伴が必須なので、市郎が付き添うことに。
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