コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ガンガンJOKERで連載中の『高森くんを黙らせたいっ!!』から図書館で本が取れず困っていた主人公にまさかの救世主が現れる『人の心を読める女の子がクラスの男子に助けられた話』をピックアップ。
作者の春乃カミハルさんが2月3日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、1.3万件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者・春乃カミハルさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
試験勉強中の人の頭の中ってうるさい…人の心が読めてしまうばかりに苦労する主人公を助けたのは
人の心が読める主人公は図書館に勉強をしに来ていたが、みんなの頭の中の声が入ってきて集中できずにいた。せっかく重い腰を上げてきたのもつかの間、辞書だけ借りて帰ることにした。すると辞書があまりにも高い場所にあって取れない。脚立に乗っても届かず、誰かに取ってもらおうと思うが、集中しているみんなの様子に声がかけられなかった。「こんなときみんなが私の心を読めていたら気づいてくれたかな」と諦めて帰ることに。そこに救世主・隣の席の高森くんが現れ、辞書を取ってくれた。「心が読めるわけでもないのに、どうして困っているってわかったの?」そう問う主人公に「偶然っす」と答える彼だが、主人公だけに見えた本心とは――。
高森くんのスマートすぎる行動に「男前」「イケメンすぎる」と反響が寄せられている。
顔がニヤつくような展開で読者をキュンキュンさせる、作者・春乃カミハルさんにインタビュー
――『高森くんを黙らせたいっ!!』の創作のきっかけをお教えください。
スランプ気味で作品を作れなくなっていた際に、現在の担当編集者さんとの打ち合わせの中で生まれました。自分の好きなキャラクターで、できるだけシンプルな物を描こうとしたことが、きっかけです。
――南川さんへの想いが溢れる高森くんの気持ちのセリフで意識していることがございましたら、お教えください。
心の中のセリフなので、素直で真っ直ぐに、恥ずかしげもなく、嘘偽りのない言葉を思っているんだろう。と思いながら描いています。
――南川さんと高森くんの2人になるシチュエーションがたくさんございますが、特にお好きなものや、どういった発想からお決めになられているのかお教えください。
シチュエーション自体は、シンプルな物から外れないようにして、その中でキャラを動かしていく感じです。打ち合わせで、雑談をしながら決めることがほとんどです。最初にクライマックスから決めて、その後「冒頭」「中盤」をうめていくような作業になります。
――特にお気に入りのセリフやキャラクターデザインへのこだわりがございましたらお教えください。
第4話目の「月が綺麗ですね」は、お気に入りです。ベタではありますが、青春感と恋愛漫画っぽさがちゃんとあって良いシーンだなと思います。キャラデザは、シンプルに「可愛い子」「かっこいい子」と思える人を描いています。
――今後の展望や目標をお教えください。
一人でも多くの方に、作品を読んで楽しんで頂けたら嬉しく思います。
――最後に作品を楽しみにしている読者やフォロワーさんへメッセージをお願いいたします。
いつも応援いただき、誠にありがとうございます!本編と共に、Xにて公開してるショート漫画も楽しんで頂けましたら嬉しいです!
『高森くんを黙らせたいっ!!1巻』を読む
■『高森くんを黙らせたいっ!!』連載中ガンガンJOKER
https://magazine.jp.square-enix.com/joker/series/takamorikun/
■作者X(旧Twitter):春乃カミハル[@kamiharu312]