相棒役の中川は「安定感がありました」
――中川さん演じる花岡も視聴者に人気のキャラクターです。久しぶりの共演かと思いますが、いかがですか?
前回ご一緒したのは一日だけで、ほとんど話したことがなかったので、初めましてに近い感覚だったのですが、長くキャリアを積まれているだけあって、現場でも安定感がありました。
侑里と花岡の関係はすごく長いのだけれど、ドラマの中ではポイントとなって出てくるので、その短いシーンの中でも説得力を感じさせてくれるお芝居をしてくださっていましたし、そのシーンを撮るためのプロセスとして、いろんなことを話し合いながら作ってくださる方だったので、頼もしいなと思っていました。
――真尋を演じる山下さんとは共演シーンも多いと思いますが、どんな印象をお持ちですか?
山下さんは、今回俳優部として一番心強い存在でした。真尋と侑里のシーンは、どちらかというと真尋のテンポ感で進んでいくシーンが多いので、信頼関係を築きながらではないと遠慮が出てしまうなと思っていました。
最初は“どうなるかな?”と思っていたのですが、クランクインしたタイミングで「一緒に本読みやってみませんか?」とお誘いして、二人で本読みをしたり、いろんなことをお話させていただいて。現場ではドシっとしてくださり、お芝居では踏み込んできてくださったので、とても心強かったです。
あと、山下さんご自身がカラッとされている方なので、現場でご一緒していて楽しかったです。また一人、すてきな俳優部の仲間を見つけられたなと思いますし、出会えてよかったです。
――本作にはさまざまな胸キュンシーンが登場しますが、演じてみていかがですか?
胸キュンシーンって、不思議なもので演じている側は意外と冷静なんです(笑)。「これは胸キュンになっているのかな?」「こうしたら胸キュンするんじゃないか」と、なんだか研究みたいで楽しかったです。
実際に放送されると、自分たちが意図していないところでキュンとしてくださっている方もたくさんいるので、胸キュンシーン一つとっても、それぞれグッとくるポイントが違うんだなという発見がありました。
――ジョンヒョプさんのアイデアで生まれた胸キュンシーンもあるとお伺いしましたが、そのアイデアに驚かされたことはありますか?
毎回フレッシュな空気を作ってくださる方で、一人で台本を読んでいるときには想像していなかったことが起きたり、そういうサプライズがたくさんあって…ご一緒させていただきながら、すごく勉強になっています。
東京ニュース通信社
発売日: 2024/01/31