吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第22回「越前の出会い」が6月2日に放送され、塩野瑛久演じる一条天皇が見せた深い苦悩の表情が視聴者の共感を誘った。(以下、ネタバレがあります)
道長に説得され、一条天皇は…
「源氏物語」を生み出した平安時代の女流作家・紫式部の人生を描く「光る君へ」。大石静が脚本を務め、主人公・紫式部こと“まひろ”を吉高が、彼女の生涯の“ソウルメート”となっていく藤原道長を柄本佑が演じている。
藤原伊周(三浦翔平)をはじめ中関白家が急激に没落していく状況の中で、第20回では、伊周の妹にして一条天皇の后、中宮定子(高畑充希)が絶望し、出家。第21回では、定子の出家を知った一条天皇が「中宮はもう、朕には会わぬ覚悟なのか…」と、激しく嘆き悲しむシーンが描かれた。
だが、運命はさらに過酷だった。第22回で、一条天皇は道長を通して、定子が身ごもっていることを知った。
あれほど願った懐妊がかなった今、もはや定子は出家した身であり、会うことは許されない。「朝廷の安定を第一にお考えくださいませ」と道長に説得され、一条天皇は「わが子まで宿している中宮に、朕は生涯会えぬのか!生涯、会えぬのか…?」と落涙した。
塩野瑛久はスーパー戦隊シリーズ出身の注目俳優
一条天皇役の塩野は、2011年に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、2012年に芸能界デビュー。2013年にはスーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」(テレビ朝日系)でキョウリュウグリーン役を務めた。直近では、WEBドラマ「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男2024」(Lemino)の“バラの君”こと東條役で振り切った演技を見せ、6月は「めざましテレビ」(フジテレビ系)のエンタメプレゼンターを務めるなど、注目を集める若手俳優だ。