吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第23回「雪の舞うころ」が6月9日に放送された。ラストでまひろ(吉高)に結婚話が持ち上がりSNSを賑わせた一方で、そんなまひろを忘れられない道長(柄本佑)が姉・詮子(吉田羊)に本音を打ち明けるシーンに注目が集まった。(以下、ネタバレがあります)
未練の一条帝に、道長は頭を悩ませる
「源氏物語」を生み出した平安時代の女流作家・紫式部の人生を描く「光る君へ」。大石静が脚本を務め、主人公・紫式部こと“まひろ”を吉高が、左大臣となり朝廷の政治を取り仕切る藤原道長を柄本が演じている。
帝の子を身ごもった状態で出家するという事件を起こした定子(高畑充希)がいよいよ出産。一条帝(塩野瑛久)の頭の中は定子とその子のことでいっぱいで、あらたに入内した2人の女御には会おうともしない。世継ぎ誕生のため、道長は頭を悩ませていた。
「よい女でございました」
一条帝と新たに入内した女御・元子(安田聖愛)を結びつけるべく語らいの場を設けた夜、道長とその姉で一条帝の母・詮子が並んで月を見ながら話していた。
定子を忘れることができない一条帝を思い、詮子が「あんなに激しく求めあう2人の気持ちがわからないの。お前にはわかる?わからないわよね」と問いかけると、道長は少し考え「私にも妻が2人おりますが…心は違う女を求めております」とささやいた。
突然の告白に、詮子は「やっぱり!誰かいると思っていたのよね」と興味津々。道長が「されど、もう終わった話にございます」とかわそうとしても「捨てたの?」「えっ!?道長を捨てるって、どんな女なの?」と好奇心いっぱいで、道長が「よい女でございました」と白状すると「まぁ…!」とうっとり。「どんなふうによいの?」「なによ、自分から言い出しておいて。もっと聞かせなさいよ!」と道長の“恋バナ”をおおいに楽しんだ。