長澤まさみ、再共演の戸塚純貴を小林隆のマネージャーと勘違い
三谷作品に出演することが目標だったという戸塚は、「1つ思い出したことがあって、長澤さんと共演するのは久しぶりなんですけど、最初にこの作品でごあいさつしたときにスタッフさんに間違えられて…」と告白。
すると、長澤は「ミュージカルシーンの稽古で、私が1人で稽古をしていて、私の稽古のあとに小林さんと戸塚さんが稽古で、久しぶりに小林さんに会って(あいさつを交わし)、小林さんに夢中になっちゃって、通り過ぎようとしました」と包み隠さず明かし、戸塚は「『マネージャーさんかと思った』って言われて(笑)。でも最初のこのやり取りで(自身が演じる)乙骨の人生が決まった気がします。グッときました」と晴れやかな表情で語った。
本作は、この日より372館で公開され、15時までの動員と土日の座席予約数を考慮すると、興行収入30億円を狙える大ヒットスタートとなったが、三谷監督は「これって本当にすごいことで、何がすごいかっていうと、これオリジナル作品なんですね。できればもっともっとたくさんの人に見てもらいたいと思いますし、オリジナルの映画が力を持つことが、たぶん日本映画を底上げしていくんだと思いますので、ぜひ何度も見にきてください」とアピールした。
◆取材・文=風間直人
ポニーキャニオン