――いえ、そういう意味では(笑)。では、もう1曲「泥沼 Break Down」についてはどうでしょう?
これは家でお昼のワイドショーを見ていて、インスピレーションが湧いてきまして…。
――ワイドショー!? あ、その泥沼ですか。
そうですね。プロデューサーと話し合って、こういう曲を作りたいということで作らせてもらいました。この曲は浮気性の男性に女性代表としてガツンと言ってやる曲です(笑)。
そういう強気な気持ちで作ろうと思ったんですけど、その中で好きになっちゃいそうな自分もいる、というような。そういうピュアな部分も描いている曲だと思います。
――泥沼というわりにはかわいらしい印象を受けるメロディーですよね。
曲調はそうかもしれないですね。でも、歌詞を読んでいただくと、結構“沼な感じ”がしますよ。
――特に気に入っている歌詞はありますか?
そうですね。「地獄行き!決定」という箇所は気に入っています(笑)。前半では「トボケていますね?」などとかわいらしく言っているんですけど、結果「地獄行き」なんですよ。歌詞とメロディーのギャップが気に入っています。
――NANAさんも出演されている「真夜中のみつばち少女」(TOKYO MX)にも起用されていますね。私も見ましたが、この番組では、皆さん体を張られていますよね!
はい。私にとって念願のレギュラーバラエティーです。私もともとお笑い番組が好きだったので、とてもうれしくて! 仲がいい先輩や後輩が一緒なので、いつもわちゃわちゃしています。
ナレーションも初めてやらせてもらったんですけど、どうやったらいいのか分からなくて、最初はすごく戸惑いました。ご覧になられたならお気付きかもしれませんが、最初すごく棒読みで(笑)。でも、後半になると慣れてきました。
あと、街頭インタビューはやったことがなかったので、向こうの気持ちになって考えてみたんです。確かに急に来られたら怖いですよね。どう対処したらいいか分からなくなりますし、日々いろいろと勉強させていただいています。
――結構心が折れません? 街で知らない人に声をかけて「ちょっと無理!」とか言われたら…。
ええ、折れちゃいますね。ちゃんと聞いてくれる人は聞いてくれるんですけど。下北沢のときは雨だったし、外だったこともあってなかなか立ち止まってくれる人がいなくて、全部振られちゃって凹みました。先輩のChelsy・SHIZUKAさんと一緒だったんですけど、あのときはとてもつらかったです。でも、いい出会いもあったので、結果オーライでした。
――出会いといえば、先輩のChelsyの皆さんとの出会いも大きかったですか?
そうですね。とにかく優しいですし、よくしてくださいます。普段はおしゃれで本当にかわいい先輩なんですけど、ライブになるとガラッとイメージが変わって格好良くなるので、尊敬しています。
ドラムのAMIさんが私のライブでもサポートをやってくださっているんですけど、ドラムに魂を載せてくださるんですよ。それがすごくうれしくて、泣いちゃいそうになります。
そういう部分はとても影響を受けました。もっともっと感情を込めてお客さんに歌を届けられたらなって思っています。
――ドラムに魂を載せてとのことですが、歌っている最中に「AMIさんノッてるな~」って気付くものですか?
気付きますね。間奏の部分でサポートメンバーの方々とアイコンタクトを取ることがあるんですけど、サポートの方々はみんな家族のような感じで、めちゃめちゃ支えてくださっていて、本当に思いを込めて演奏してくださっています。
それを見るとテンションもどんどん上がっちゃって、熱くなるものがありますよね。皆さんのおかげでより熱くなった思いを、声にできて、お客さんに届けられるので、サポートメンバーの皆さんには感謝しかないですね。
9月20日(水)発売
【HP】http://www.lilysblow.com/
「Lily's Blow 泥沼レコ発ワンマンライヴ」
開場/夜7:00、開演/夜7:30
9月20日(水)東京・新宿MARZにて開催