小栗旬、長澤まさみらが「メチャメチャ緊張した」こととは? 主役級俳優たちの10代フレッシュ語録【ザテレビジョン35周年特集】
ザテレビジョンは今年、創刊35周年。35年にわたり、スターをめざす若者たちが夢をかなえる姿を目撃してきた。そんなザテレビジョンの過去の記事からピックアップして振り返る【ザテレビジョン35周年特集】で、今回は、主役級俳優に成長した人気者たちの若手時代のフレッシュ発言に注目!
小栗旬「緊張してて何をしてるのかわかりませんでした」【'00年8/18号】
ドラマ「SUMMER SNOW」(TBS系)に出演中の小栗旬が本誌に登場。'94年に芸能活動をスタートさせ、子役として単発ドラマなどに出演していた小栗だが、初めて連ドラレギュラーを務めたのは「GTO」('98年フジ系)。この「SUMMER SNOW」が2回目の連ドラレギュラー作品となった。堂本剛演じる主人公・夏生の耳の不自由な弟・純という難役だった。
インタビューでは「撮影に入ったばかりの頃は、緊張してて何をしてるのかわかりませんでした」と撮影開始当初を振り返りつつ、「オンエアで自分の演技を見ると『心から笑ってないな~』と思います」と、自身の演技に厳しい目を向けるプロ意識の高さものぞかせた。
当時、高校3年生。高校生活の前半は野球にも打ち込んだが、このときすでに心は俳優一本。インタビューの最後には、「きょうもオーディンションなんです」と、挑戦の日々であることを明かしている。
上戸彩「上戸彩って男だと思ってた、って言われるのがいちばんの目標だった」【'01年11/30号】
ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」('14年フジ系)の大ヒットも記憶に新しい上戸彩。「昼顔」は同年の新語・流行語大賞の候補50語にノミネートされるなど話題をさらい、今年6月には映画も公開。代表作の一つとなった。
そんな上戸がドラマ「3年B組金八先生」第6シリーズ('01~02年TBS系)に出演したのはドラマデビューの翌年、16歳のとき。上戸は、性同一性障害に悩む鶴本直という難役に挑んだ。
撮影期間中のインタビューで、瞳をキラキラさせながら「男兄弟ばっかりだったんで、男の子のしぐさはけっこう見てたんですよ。どちらかというと、演じやすいですね」と役作りに自信をのぞかせた上戸。「最近うれしいことがあって。『上戸彩って男だと思ってた』って言ってくれる人がいたんです。いちばんの目標だったんで。でも、もっとみんなから(男みたいだと)言われるようになりたいですね」と、難役にもひるむどころかどん欲に立ち向かう“役者魂”を見せつけた。