
のぶとして生きられているんだなと感じました
――“朝ドラ”のヒロイン、座長として意識していたことや心掛けていたことはありますか?
「あんぱん」という作品がとても優しく温かい作品なので、現場もそうでありたいなということは心掛けていました。以前、連続テレビ小説「おかえりモネ」(2021年)に出演させていただいたのですが、その時は1年間ずっと出演していたのではなく、撮影している期間とそうではない期間があり、そしてまた現場に戻るという形で参加させていただいて。その時に、久しぶりに行った現場で『おかえり』と温かく迎え入れてくださることがすごくうれしかった思い出があります。「あんぱん」も、久しぶりに現場にいらした方がホッとできるような空気にできたらと思っていました。
――のぶを1年間演じられて、のぶと一体化しているような、近付いているような感覚はありましたか?
たくさんあったと思います。カットがかかっても涙が止まらず、これはのぶとしてなのか、私自身としてなのかということが分からなくなる瞬間もあって。本当にのぶとして生きられているんだなと感じました。それはキャストの皆さん、スタッフの皆さんがそういう空気や環境にしてくださったことも大きいと思いますので、とても感謝しています。
――最後に、「あんぱん」を通じて、今田さんの中で変わったこと、成長したことを教えてください。
きっとこれから「あんぱん」の現場を離れ、違うお仕事に入った際に、成長したところや自身の変化を実感していくのかなと思います。1年間という長い期間、一つの役と作品に向き合うということはこの先もなかなかないことだと思いますし、「あんぱん」を経て自分に対しての自信が少しついたかなと思っています。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。








































