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OCHA NORMA初武道館に涙&エモさ爆発の新曲も披露 リーダー斉藤円香「またここでライブができるように」とファンに誓う

2025/10/16 12:36

ハロー!プロジェクトのOCHA NOMAが10月15日、日本武道館でコンサートを開催した
ハロー!プロジェクトのOCHA NOMAが10月15日、日本武道館でコンサートを開催した※提供写真

ハロー!プロジェクトのOCHA NORMA(オチャノーマ)が10月15日、グループ初となる東京・日本武道館でのコンサート「OCHA NORMA 2025 LIVE at BUDOKAN ~#OCHannel~」を開催。この日のために書き下ろされた初披露の2曲を含む全26曲で、会場に集結した約6800人のファンを魅了した。

初武道館はデビュー曲でスタート 研修生時代の思い出曲も


斉藤円香広本瑠璃米村姫良々窪田七海中山夏月姫西崎美空北原もも筒井澪心の8人で活動するOCHA NORMAは、2022年7月にメジャーデビュー。同年の日本レコード大賞で新人賞を受賞した。2023年から2025年6月にわたっては、全128公演にもおよぶ47都道府県ライブツアーを完遂し、2025年7月には香港で初の海外単独公演も開催した。

デビューから3年、一つの目標だった武道館公演。バックモニターにこれまでの軌跡を振り返る懐かしい映像が流れると、センターステージにメンバー8人が登場。デビュー曲の「お祭りデビューだぜ!」でライブをスタートさせる。今回は公演タイトルが「#OCHannel」ということで、全国52館の映画館でのライブビューイングやHuluなどでもコンサートを生中継。ブロックごとにテーマ付けされたセットリストで届けられた。

まずは、2025年8月リリースのシングル収録曲「学校では教えてくれないこと」「わかってるっつーの!」などを中心に7曲を続けてパフォーマンスすると、ファンのエンジンも一気に高まっていく。さらに、「イージーイージー」(斉藤、広本、窪田)、「1/2」(中山、西崎)、「Peek a Boo」(米村、北原、筒井)といったライブで人気のユニット曲を三者三様の世界観で披露すると、続けて全員での「ミステイク」へ。

同曲は、米村、窪田、斉藤、石栗奏美(元OCHA NORMA)の4人がOCHA NORMA結成前のハロプロ研修生ユニット時代に歌っていた曲で、メンバーにとってもファンにとっても思い出深い楽曲。イントロで歓声が沸き上がるとコールもひと際大きくなり、筒井はあとのMCで、「すごくエモかった。3人(米村、窪田、斉藤)が歩いてくるとこのエモさが半端なくて、キュンとした」と振り返っていた。

OCHA NOMA
OCHA NOMA※提供写真

本日初披露、中島卓偉作詞作曲のタオル分回し曲「想定内!」


青のきらびやかなスパンコール、赤と黒のクールなコスチューム、ストリートなスタジャンなど、衣装チェンジを行いながら進むライブ。途中ではダンスパートも挟み、ハロプロらしい歌唱と激しいダンスの両面でパフォーマンスレベルの高さを見せていく。そして、「女の愛想は武器じゃない」「ちはやぶる」「ラヴィ・ダヴィ」でまとめたパワフルなコーナーを終えると再びMCへ。

斉藤の「せっかくの武道館ということで、ここのステージでしかできないことをやってみたくない?」という提案から、「武道館で放つのが夢だった」という窪田が会場に向かって「キュルルンビィーーム!」と声を響かせて、得意の決めポーズでファンのハートを撃ち抜いていく。ところどころ米村カラーのイタリアンレッドが混じりつつもピンク(窪田のメンバーカラー)に染まった光景に、「今日って私のソロライブだっけ?」と感動の声を上げる。

MC明けには、本日初披露となった「想定内!」をパフォーマンス。ロックシンガー・中島卓偉作詞作曲のこの曲は、武道館のために書き下ろされた一曲。ここは想定内の通過点という卓偉からのエールといったところか。元気なOCHA NORMAにぴったりなタオルぶん回しの曲で、ここから一気にスパートをかけて4曲を歌い上げる。そして、本編ラストに持ってきたのは「恋のクラウチングスタート」だ。

本曲は「お祭りデビューだぜ!」とともに収録された、両A面デビューシングルのもう1曲。お祭りデビューソングから始まり、ハッピーソングのこれで締めるという、ファンにとっても感慨深い初武道館のセットリストだった。

OCHA NOMA
OCHA NOMA※提供写真


リーダー・斉藤円香「今日一つ夢がかないましたけど、私たちはまだまだ大きくなりたい」


ファンのアンコールに呼び込まれた一曲目では、シンガーソングライター・山崎あおい作詞作曲の「今日を胸に飾って」を初披露。これも武道館のために書き下ろされた一曲。一節一節をメンバー一人一人が歌いつないでいくバラードで、「夢の一歩、抱きしめよう」「一つ一つ手にするたび、次の目的地を指し示す」など、武道館にたどり着き、新しい目標に向かうOCHA NORMAに送る歌詞がとても印象的で胸に刺さる。歌うメンバーたちの瞳もうるんでいるようだった。

最後のMCではメンバー各々があいさつ。共にしてきたメンバー、応援してくれるファン、支えてくれたスタッフに感謝を述べる。特に米村は2016年にハロプロ研修生に加入して以降、デビューまで6年もかかった苦労人。「こうして大きいステージに立てていること、皆さんが来てくださったことが、本当に本当に心からうれしいし、幸せです」と涙ながらに話すと、左右のメンバーがたまらず米村を抱きしめる。

また、北原は「10人で作ってきたOCHA NORMAだから」と、2025年3月に卒業してしまった石栗、田代すみれにも思いを馳せるように言葉を紡ぐ。続く窪田も、「スタッフさんが『ここはライティングを10色にしようと思います』と言ってくださって…」と、新曲「今日を胸に飾って」のライティング演出が10色だった尊い理由を明かす。

最後にリーダーの斉藤は、「今日一つ夢がかないましたけど、私たちはまだまだ大きくなりたいです。またここでライブができるように、そして、大きなステージに立てるように、これからも日々精進していきます」と、力強くファンに誓った。

アンコールラストでは、テレビアニメ「シャドウバースF」のエンディングテーマ曲となった「シェケナーレ」をステージいっぱいに広がって、はじけるようにパフォーマンス。ファンのコールに「ありがとう!」と応えながら、夢だった武道館ライブを締めくくった。

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