【テレビの開拓者たち / 前田直敬】日テレ「バズリズム」プロデューサーが語る“音楽番組の存在意義”

2017/12/24 10:00 配信

芸能一般

「バズリズム02」や「チカラウタ」、また「THE MUSIC DAY」「日テレ系祭典 ベストアーティスト」といった特番に至るまで、日本テレビを代表する音楽番組のプロデュースを数多く担当、さらに、理想の2次元キャラクターを生み育てるという話題の深夜番組「アイキャラ」も手掛ける気鋭・前田直敬プロデューサー。「テレビ番組と音楽コンテンツの最適解を探す」がモットーという前田Pに、音楽番組の作り手としての現状や、音楽番組の未来の展望などを聞いた。

音楽への興味の入り口がクラシックだったのがよかった

まえだ・なおたか=1974年4月13日生まれ、富山県出身

まえだ・なおたか=1974年4月13日生まれ、富山県出身

――前田さんがテレビマンとして最初に携わられた番組は?

「元々は報道志望で入社したんですが、最初は制作に配属になって、『TVおじゃマンボウ』(1993~2006年)を担当していました。そのときに、どうせ制作に関わるんだったら音楽番組をやりたいと思うようになって。それを社内でアピールしていたら、入社1年目の後半で『THE夜もヒッパレ』(1995~2002年)のADに。我ながら報道はできなかっただろうと思うので、今となっては、間違った選択ではなかったのかなと思ってるんですけれども(笑)」

――「音楽番組をやりたい」と思われたということは、やはり昔から音楽がお好きだったんですか?

「ええ、大好きでしたね。音楽の入り口は、中学生のときに始めた吹奏楽なんですよ。そこから、兄貴の影響でサザンオールスターズを聴いたり、洋楽も、ザ・ビートルズも遡って聴きましたし、ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、エアロスミスといったロックも大好きでした。大学生のころはクラブが流行ってたので、クラブ・ミュージックにハマったり。いずれにしても、そもそもの入り口がクラシックだったのがよかったのかなと思いますね。変にフィルターをかけずに、いろんな音楽を素直に受け入れることができたので」

――では、テレビマンとして転機となったお仕事は?

「やはり、入社8年目の2006年7月に、バップ(※日本テレビグループの音楽ソフトメーカー)に出向したことでしょうね。バップでは、その後2009年まで仕事させてもらったんですが、最高に楽しい3年半でしたし、僕が今、自分なりの番組作りができているのも、この時期に学んだことや培った人脈のおかげだと思っています」

――バップへの出向は自ら志願されたんでしょうか?

「我々テレビマンは、仕事の評価として、視聴率10%と9.8%とでは、雲泥の差があるんですね。10%取っていれば、お客さんは仮に1000万人、9.8%だと数十万人減って…という評価をされるわけですけど、僕としては、その違いをなかなか実感することができなくて。そういった状況にだんだん違和感を覚えるようになってきて、音楽番組どころか、音楽そのものが好きじゃなくなっていた時期があったんです。そんなときにちょうど、日テレとバップで、現場レベルで人事交流をするという話が出てきて。それで、何か自分を変えるきっかけになればと思って、自ら手を挙げてバップに行かせてもらったんです」

音楽出版会社「バップ」で学んだこととは? (2/3)

「バズリズム02」
毎週金曜夜0:59‐1:59 日本テレビ系
 
「アイキャラ」
12月28日(木)夜1:14‐1:59
※毎月1回放送 日本テレビ
 
撮影=源賀津己/取材・文=KYON
  
「ひょうきん族」「電波少年」など伝説の番組の“裏話”が満載!

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