高良健吾&城田優「バイバイ、ブラックバード」の魅力を語る【インタビュー前編】
城田「女優が調子に乗っちゃう気持ちが分かった」
――城田さんは今回の女性役のために脱毛もされたと伺いました。
城田:脱毛しましたよ。本当に一回やっただけで二度と生えてこないの。
高良:不思議だよね。
城田:最初は毛がない手が気持ち悪かったですけど、慣れましたね。あとはエステも通って、女性らしいフェイスラインを作っていただきました。女性らしい女性を演じるという訳ではなかったんですけど、女性の役なのでブラジャーもしていました。
――女性のしぐさを研究されたりもしたんですか?
城田:あまりしてないです。繭美は女性らしく生きている人じゃないんですよね。監督にも元々、「女性っぽくしなくていい」と言われていたんです。メークやネイルはしているんですけど、手の動きとか角度とかは意識せずに、普段は女であるということをあまり出したくない、でもふいに無意識なときに女性が出ちゃうんですよ。
だから、繭美を演じている中で無防備な瞬間になれば、勝手に女性らしくなるという感じでした。でも、一応女性のつもりでやっていましたし、変な話ブラジャーを着けると女性の気持ちになるんですよね。
高良:僕が触ると恥ずかしがるんですよ(笑)。
城田:(笑)。本当に恥ずかしくなるんですよ。着替えているときにのぞかれたりすると、「ちょっとやめろよ!」みたいな(笑)。皆さん(女性)もたぶん男っぽいカツラをかぶって、ひげを付けたりすると、男っぽい感覚になると思うんですよ。それと一緒で、カツラをかぶって、衣装を着て、ブラジャーをすると、どこかで女性っぽくなる感覚がありました。
――繭美のメークはどれくらいかかっていたんですか?
城田:最初1時間半くらいかかっていて、だんだん慣れていって1時間、最終的には40~50分になりました。女優さんの入り時間でした。ベースから眉毛やまつげまで全部やるから時間はかかりましたけど、メークさんがやってくれるので楽でしたね。全部やってくれるから、女優が調子に乗っちゃう気持ちが分かりましたね(笑)。本当に全部やってくれるから! 爪から髪の毛、マッサージもしてもらって…これで女優は調子に乗ってしまうんだなって(笑)。
高良:勘違いしちゃう?
城田:そう。これで私はすごい!みたいな勘違いをしちゃうんだろうなって思いました(笑)。
――高良さんから見て、城田さんのヒロインぶりはいかがでしょうか?
高良:何の違和感もなく。この現場に入る前に繭美役は誰なんだろう?と思っていたんですけど、優くんと聞いたときにこういう攻め方があるんだと思って、めちゃくちゃそれが楽しみでした。
(森義隆)監督も優くんも女性っぽくキャラクターや声を作るわけでもなくて、そこがすごく面白かったです。あと、繭美に感じる色っぽさというのは、優くんが元々持っている品の良さなのかなと思うんですよね。だから繭美が下品過ぎない。
城田:そう?(笑)
高良:言っている言葉とかは下品というか明らかにゆがんでいるのですが、許せるし見ていて痛快です。
2018年2月17日(土)スタート
毎週土曜夜10:00-11:00
WOWOWプライムで放送
※第1話無料放送
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