【R-1ぐらんぷり】大躍進の紺野ぶるま 決勝は「アスリートのような感覚で臨みます」
――根本的なところまで立ち返る?
はい。本当にそれぐらいやらないと舞台の上で負けちゃうんですよね。独特ですね。ほかにないですね、この空気は。本当につらいですよ。ウケたらうれしいですけど。それでまた結果を待つ時間もあるし。自分がウケても全員終わるまで結果がわからないし。でも決勝に行きたいからやめられないんですけど。
「ゆりやんはお笑いをやるために生まれてきたような人」
――昨年は決勝に進出した「THE W」(ゆりやんレトリィバァが優勝)があって、今回ゆりやんレトリィバァさんにはリベンジということになります。
ゆりやんには正直、一生勝てないだろうなっていう気持ちもあるんです。めちゃくちゃ面白いですし、ハートも私の5億倍くらい強いですし、センスも間も演技も全部、ゆりやんの方が芸歴下なのに負けてるなと思うし。勝てないなってある日あきらめて、その、あきらめた人間の強さみたいなところで戦うしかないなと今は思ってます。1周して、いや、5周くらいしてます(笑)。ゆりやんみたいになりたいとか、ゆりやんみたいになりたいというよりは、自分ができる最大限の面白さを追求しようっていう感じです。
――ゆりやんさんとはまた違う「なりきり力」みたいなのが「THE W」では出ていたと思います。
ありがとうございます。そういうところを意識して、ほかの人と同じように戦っても自分は負けるので。ゆりやんとかお笑いのために生まれてきたような人じゃないですか。そういう人にはできないけど自分にはできること、そういうところを見つけて、そこで戦っていきたいなと思って作っています。