【R-1ぐらんぷり】大躍進の紺野ぶるま 決勝は「アスリートのような感覚で臨みます」
――一歩間違えば女性を敵に回すようなネタもありますよね(笑)。ネタはどういうきっかけで生まれているんですか?
女性を敵に…もうとっくに回してますよ(笑)。周りにいる、人のカネでゴルフをしてる人種とか、六本木をウロウロして金持ちのおじさんのタクシー代のおつりで生きてるような女性とか、人のカネで食べた驚くほど透き通ったイカをドヤ顔でInstagramに載せてる人とか、うらやましいんですよ、実は。でも「うらやましい」っていう気持ちってストレスじゃないですか。そこで、これをどう自分の中で解釈したら消化できるかなっていう思いからネタを作ったりしています。あとは自分の中での女性に対するモヤモヤや男性に対するモヤモヤを「なんでモヤモヤするんだろう」って考えてみると、自分の中のゲスい本音が隠れていたりすると思うんですよ。それを追及するとああいうネタになるんです(笑)。ネタにしているような人は周りにもいますし、自分自身にもそういう部分が隠れていると思うし。人の話を聞いていて、いい子ぶってるけど結局こういうことでしょ?っていうこととかがネタになってますね。
――優勝者は冠番組を持つという慣例がありますが、冠番組を持つならどんな番組をやってみたいですか?
女性が出る番組がいいですね。がっつりコントの番組もやりたいですし…同世代の、ゆりやんとか今日いるメンバーもそうですし、漫才で活躍している女性芸人を集めてしゃべる! 本音言い合うとか、合コン行ってみるとか、飲み会とかしたいですね。普段も女性芸人で集まることはよくあります。ニッチェさんとか、八幡カオルちゃんっていう(都知事の)小池百合子ちゃん…間違えた(笑)、小池百合子さんのモノマネをしてる人とか、牧野ステテコさんとかはよく会っているので、そういう人たちと一緒にいると本当に楽しいので、そんな雰囲気がいいですね。ネタももちろんやりますよ。
女性の強さも弱さも知る女芸人・紺野ぶるまが捨て身で挑む2度目の決勝の舞台に注目だ。